きつねゆりセカンドハウス

きつねゆりは「グロリオサ」の和名です。
あの方の復帰を願いながら、
ぶつぶつつぶやいています(o'.'o)

ドラマを好きな理由

2018-08-22 07:14:45 | ぺ・ヨンジュン



韓国で「ドラマを好きな理由」の一番は?

韓国ドラマを見ていてよく思うのは、「1週間に2話連続で放送するというドラマの視聴スタイルは、
作る側にとっては本当に大変だろうな」ということである。
それでも、日本のように連続ドラマを週一で放送することはないだろう。
それは、ドラマが大好きな韓国の視聴者が許さないから。

濃密な人間関係をドラマが再現

私(康熙奉〔カン・ヒボン〕)が韓流雑誌の編集長をしているときに、
韓国で「なぜテレビドラマがそんなに好きなのか?」というアンケートを取ったことがある。
もちろん、様々な意見が寄せられた。
代表的なものを挙げれば、以下のとおりだ。
「一度見てしまったドラマは、習慣的に見るようになってしまうから」
「テレビというのは経済的な負担がなく、
楽しく見られていい。レジャーとして本当に生活に定着している」
「素敵な俳優たちを見ていると、それだけで気分が楽しくなってくる」
「たとえ現実的に起こらないことであろうとも、脚本家が本当に面白
くドラマを作っているので、つい引き込まれてしまう」確かに、もっともな意見だ。
特に、韓国の人たちは、濃密な人間関係の中で毎日暮らしていて、
そうした付き合いを面白く再現してくれるドラマに興味を持つのも必然かもしれない。
そんな風にドラマが大好きな韓国の人たち。
好きな理由として一番に挙げたものは何だろうか?


サクセスストーリーが多い

韓国の人たちがドラマが好きな理由として一番に挙げたのは、
「代理満足を得られるから」というものだった。
日本では、韓国ほどには「代理満足」という言葉が使われないので、
ちょっと説明が必要だろう。
ドラマにおける代理満足とは、「現実世界では実現が難しいことを、
ドラマの登場人物たちが現実のように演じることで、視聴者の願望を
代理的に叶えてくれる」というものである。
あるいは、日常生活で起きる不満を登場人物が代わりに
解消してくれるという意味も持っている。

つまり、こう考えればいいだろう。
誰もが叶えられなかった夢を持っている。そんな夢を自分に代わって叶えてくれるのが
韓国のテレビドラマなのでは……。
実際、韓国のテレビドラマにはサクセスストーリーが多い。
1人の主人公が様々な困難に遭遇するが、自分の才覚と努力でそれを克服して、
最後に成功を得る……そうしたストーリーの中に視聴者は自分を投影させて、
登場人物になったつもりでドラマをとことん楽しむのだ。
やっぱり、韓国の人にとって代理満足を得られるドラマというのは、
娯楽の王者なのである。