昼間は晴れて気持ちのいい天気でしたが、夜には雨になりました。今日は家で仕事をしました。「GYAO」で映画「イル・ポスティーノ」を見ました。なんとなく見かけて見てみたのですが、渋いイタリア映画でした。チリの詩人、パブロ・ネルーダが、南イタリアの小さな島に亡命してきます。青年マリオは郵便配達人として手紙を届けるうちに、詩人と親しくなります。食堂で働く女性に恋をしたマリオは、ネルーダの協力を得て、彼女と結婚することができました。前半は、1950年代のイタリアの小さな島の風景や暮らしぶりを見ながら、静かに進む話を楽しみますが、5年後となったラスト、悲しい結末が待っています。詩の世界は分かりませんが、マリオが成長していく中で、ネルーダとの関係が深まり、それでも互いにそれぞれの場所でその時代を生きていくという話に、時代背景が分からないながらも、雰囲気を楽しむことができました。青年マリオ役の俳優さんが、心臓病の手術を延期してまで撮影に臨んだけれど、撮影終了の12時間後に亡くなったというのも悲しい裏話です。
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