きときと日記

「きときと」とは富山の方言で「ぴちぴち(新鮮な)」という意味。きときとな日々の記録を更新中。

伊勢の神宮

2018-08-13 | 日々の出来事
今日は伊勢神宮に行ってきました。友達が名古屋に行くついでに、伊勢神宮に行くというので、私も伊勢神宮だけ参加しました。パワースポットへの旅です。調べたら日帰りで行けることが分かったので、朝早くに出発です。桜ヶ池SAにもバス停があるのですが、都合のいい便に空席がなく、砺波から乗ることにしました。砺波市役所前には無料の駐車場もあります。砺波市役所6時15分発のバスに乗って出発です。

9時20分に名古屋駅に到着。東京から来た友達と合流して、JRで伊勢市駅へ向かいます。途中、「四日市」とか「津」とか「松阪」とか知っている駅名に出会いました。

「つ」って駅名はなかなかシュールです。



「伊勢市」駅に到着。







まずは「外宮」からお参りしようと、駅前の道を歩き出したのですが、すぐに観光ボランティアのおじさんに捕まって、「外宮は行かなくてもいい、早く内宮に行かないとお参りできない」と説得されました。そんなに言うなら内宮に行こうかと思ったら「乗せていってあげる」というので、車で送ってもらいました。駅までかと思ったら、内宮の中まで連れていってくれました。

中まで入っていけるパスを持っているからと、どんどん車で入っていくおじさん。駐車場待ちで何時間も並んでいるという車の横を抜け、人混みでごった返す通りを車で通り抜け、普通は入れない内宮の中にまで車で入り、とにかく早口であれこれ説明しながら、がしがし回ってくれました。後から思い返すと言っている意味が分かったのですが、とにかく情報過多で把握しきれないながらも、ありがたく送っていただきました。

真珠を買うなら鳥羽だと思っていたのですが、鳥羽は観光土産なので、買うなら伊勢なのだそうです。鳥羽には80店しかない真珠店が伊勢には1200店あるといって電話帳を見せてくれました。中国人が伊勢で大量に真珠を買っていくそうです。通常の10分の1の卸値で買えるので、とにかくお買い得だといって、せっかくだからと真珠店にも連れていってくれました。「浜幸パール」というお店でした。とにかく安いというので、友達も私も思わず買ってしまいました。別におじさんがお店と結託しているわけではないようですが。まあ、これも何かの縁でしょう。実はこのお店の人に聞いて、おじさんが観光ボランティアの人だと分かりました。それまでよく分からないままに案内されていたのですが、悪い人ではなくて良かったです。おじさんとはここで別れました。



「おはらい町通り」という内宮に続く通りがあるのですが、その中央にある「赤福」では、かき氷(赤福氷)を食べるために長蛇の列ができているのをおじさんの車の中から見ました。バス停近くにある「赤福」では並ばずに食べることができるとおじさんが教えてくれたので、まずはバス停近くの「赤福」で「赤福氷」を食べることにしました。



「赤福氷」は、抹茶蜜のかかった氷の中に、餡子とお餅の赤福が入っています。暑かったし、とても美味しかったです。食べた後、真珠のネックレスを身に付けました。身に付けてお参りすると、清められてパワーが宿る気がします。



さて、ようやく歩き出します。おじさんが教えてくれた通り、内宮近くでは、ガードレールも黒です。電柱の看板も消えるそうです。



まずは「猿田彦神社」にお参りしました。友達も行く予定だったそうですが、おじさんにもまずは「猿田彦神社」に行けと強く勧められました。「猿田彦神社」が紹介された新聞記事のコピーもくれました。「猿田彦神社」は、ものごとの最初にご出現になり、万事最も善い方へ「おみちびき」になる大神だそうです。大神は天孫をおみちびきの後、伊勢の狭長田を本拠として国土の開拓を指導されたそうです。確かに縁起が良さそうな神様ですね。八角形の方位石にも触ってきました。





「おはらい町通り」を歩きます。



たくさんのお店が並び、人もたくさん歩いています。暑いです。





途中に「おかげ横丁」の看板が見えました。



楽しい通りです。暑いです。





「スヌーピー茶屋」で、友達は頼まれたお土産を購入していました。お店の中も混雑していました。





いよいよここから内宮参拝です。大鳥居の先の「宇治橋」を渡ります。



橋からの眺めもステキです。右側通行で、行きは普通に渡りますが、帰りは欄干の上に並ぶ擬宝珠の一つ(最後から二番目)に注意。ここには神札が納められているそうで、ちゃんとなでてきました。



「手水舎」で清めますが、「御手洗場」として五十鈴川の水で清める人もいました。水に入っている人もいて、罰当たりだとおじさんが言っていました(後で思うと、おじさんはこの川の横も車で通ってくれていました)。

いよいよ皇大神宮でお参りです。撮影はここまでと看板が出ていました。この先は撮れません。階段を上がった先でお参りしますが、奥には入れず、手前でお参りする感じです。おじさんいわく、地元の人間にとっては白い石のところでお参りしないとお参りしたことにならないそうです。確かに奥に白い石が敷かれているところが見えました。「荒祭宮(あらまつりのみや)」にもお参りして、お守りを買って宇治橋を渡って内宮参拝終了です。ちなみにおじさんに教えてもらったのですが、「伊勢神宮」は正式には「伊勢の神宮」と呼ぶのだそうです。



お参りを終えて、遅いお昼を食べることにしました。通りにある「手こね茶屋」に入って、名物の「伊勢うどん」と「手こね寿司」のセットを食べました。



伊勢うどんは、腰のないもっちりと柔らかいうどんで、甘めの醤油たれにつかっています。手こね寿司は赤身の魚を醤油タレに漬けこんだものを寿司飯に載せて食べます。どちらも美味しかったです。



お土産に「赤福」を買って帰りました。



「おはらい町通り」を歩いて帰ります。「百五銀行」がステキです。



「郵便局」も溶け込んでいます。「ポストも黒いんだよ」とおじさんが言っていました。



帰りはバスで駅まで戻ります。バス時間もおじさんが教えてくれていましたが、とりあえず、「猿田彦神社」前のバス停から乗って「宇治山田」駅へ向かいました。「宇治山田」駅は近鉄の駅です。おじさんいわく、天皇が利用するのはこの駅だそうです。とにかくおじさん情報がすごかったです。おじさんとの出会いが「おみちびき」だったような気がします。



名古屋まで近鉄電車で向かいます。電車に乗ってすぐ、友達がお土産の袋をホームに忘れたことに気づいて、隣駅で下車。私はバスの時間があるので、そのまま乗って行きましたが、友達は無事にお土産を取り戻して、そのまま次の電車に乗って帰れたそうです。良かった良かった。

名古屋駅に着いて、「名鉄バスセンター」へ向かいます。行きには出会えなかった「ナナちゃん」に会えました。名鉄百貨店の「ナナちゃん」は、名古屋のシンボルです。足の下を通り抜けられる大きさで、季節ごとに洋服を着替えるそうです。



18時50分発のバスにのり、22時15分に砺波市役所前に到着しました。帰りに妹宅に赤福を一箱届け、もう一箱は家に帰って夕飯にいただきました。とても美味しかったです。強行日帰り旅でしたが、パワースポットでパワー充電して、友達ともご一緒できて、楽しい旅でした。






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