トリカゴ
2022-06-25 | 本
今日は晴れてとても暑い一日でした。6月とは思えない暑さです。夕方には通り雨のような土砂降りの雨が降りました。今日は家事をしたり、妹が来たり、家で仕事をしたり、ダラダラ過ごしました。
図書館で借りて、辻堂ゆめの「トリカゴ」を読みました。女性刑事が主人公のミステリです。幼児が鳥と一緒の部屋に閉じ込められて育児放棄された鳥籠事件。悲惨なプロローグの後、殺人未遂事件が発生。容疑者を捕まえてみたら、彼女は無戸籍だった、というところから物語が始まります。女性は釈放されますが、刑事が後をつけていくと、工場の倉庫に大勢の住人が。聞けば全員が無戸籍だといいます。
外の世界で生きていけない彼らが作るユートピア。本当にユートピアなのか。そこにいた兄妹は鳥籠事件の幼児なのか。殺人未遂事件の犯人は誰なのか。無戸籍の彼らはどうなるのか。徐々に明かされていく事実。無戸籍を扱ったのは興味深かったですが、ミステリとしてはイマイチだった気がします。でも、先が気になって、最後まで一気に読めました。