叱られる力
2014-08-25 | 本
今日は雨。両親は病院へ行き、私は家で仕事をしていました。図書館で借りて、阿川佐和子の「叱られる力」を読みました。新書なので、東京へ行く電車の中で読みました。「聞く力」に続く第二弾です。最近増えている、叱られなれていない若者と叱るのが下手な親や上司、それで「叱られる力」ですか、今回もいい着眼点ですね。「話す力」ではなく「聞く力」だったから売れた前回に続き、今回も「叱る力」ではなく「叱られる力」ということで、「聞く力」に通じるものがあります。
「聞く力」もそうでしたが、ハウツー本ではなく、叱られ続けた父親の話をはじめ、阿川さんの体験談本という感じです。読みやすくて、楽しく読めました。面白い話があちこちに飛ぶので、テーマがうまく伝わってこない感じもしますが、なるほどとか、そうそうとか、あいづちを打ちながら読み進みます。叱ったり文句を言ったりするときに気をつけたい「みんなそう言ってるわよ」「あなたのためを思って言ってるのよ」「いつもそうなんだから」という3つの言い回しには笑いました。他にも面白い話はたくさんあるのですが、なんか、するっと読み終わってしまいました。