伊坂幸太郎の「重力ピエロ」を読み終わりました。「アヒルと鴨のコインロッカー」が面白かったので、続けて伊坂幸太郎を選んでみました。
辛い過去を抱えた家族。兄と弟が連続放火と壁の落書き事件を追いかけるうちに...。辛い過去がやるせないんですが、兄弟、そして父親との関係がじんわり良くて救われます。でも、やっぱりちょっとズンと重いですね。
相変わらず言葉の使い方が上手で伏線がうまく張られてます。「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」というセリフがとても心に残りました。伊坂幸太郎の作品は、そういう思いが根底にある気がします(といってもまだ3冊しか読んでませんが)。
ところで、今日はうちの実家のあたりも、朝方ひどい集中豪雨だったようで、全国ニュースにも富山県南砺市が出てました。あっという間の濁流。怖いですね...。