「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ロシア軍の春の作戦計画とそれを予測していたDEEP STATE<ウクライナ紛争2024.05.03

2024-05-04 08:55:18 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.05.2
アウディーイウカ北の突破口は拡大、ロシア軍がアルハンヘルズケに侵入
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/breakthrough-north-of-audiiuka-expands-russian-forces-invade-archanherzke/

「DEEP STATE」とは、ウクライナ人が運営する戦況監視または調査グループです。
航空万能論の管理人は、よく「DEEP STATE」の情報を引用します。「DEEP STATE」の情報とロシア側有力軍事ブロガーの情報を比較して視覚的証拠を元に戦況を把握して現状報告しています。
だからおそらくウクライナの戦況報告としては、一番早く正確だと個人的には考えています。

そのため私の日記でも航空万能論の記事を参考にしている場合が多いです。

航空万能論の管理人が、良く引用する地図があります。
これは、管理人が作成したものだそうです。
https://grandfleet.info/wp-content/uploads/2024/05/Avdiivka_Direction_2024_0502.webp

この地図には、DEEP STATEが去年の暮れにロシア軍の進撃方向を警告した方向が記されています。
まだアウデイーイウカ市街攻防戦が続いていた時の警告です。
つまり、専門家が見れば去年暮れの段階でこれが予測できることになります。

ロシア軍の4月の電光石火のオチェレティネOcheretyne制圧からその後のロシア軍の攻撃は、この地図に示されています。
DEEP STATEが警告した通りの攻撃をロシア軍が実行しています。

ここで疑問が起きます。
ウクライナ軍の参謀本部には専門家が沢山いるはずです。
誰も、これに気が付かなかったのか❓
この警告を予期していれば、オチェレティネOcheretyne方面を厳重に防備を固めなくてはなりません。この警告の始点がオチェレティネOcheretyneだからです。

それを怠ったからロシア軍の電光石火の制圧が実現しました。
ウクライナ軍の苦戦の原因は、ゼレンスキーの無能とウクライナ参謀本部の無能に大きな原因があることになります。
優秀だとの評判が高い前総司令官のザルジニーも同じです。
多分、何もしなかったのでしょう。
危険を認識していれば申し送りくらいは、すると思います。

※そして続きがあります。
まだロシア軍の攻撃は、地図上の起点の部分です。
今後、進撃するであろう方向も警告されています。

現在、ロシア軍が攻撃中のオチェレティネOcheretyneの北西のノヴォオレクサンドリウカNovooleksandrivkaをロシア軍が制圧すると❓

更に北西のヴォズドヴィジェンカVozdvyzhenkaがありそのすぐ先に、バフムト方面から来る幹線道路のT-0504があります。

ノヴォオレクサンドリウカNovooleksandrivkaの北北東方向には、集落のない地域が広がっています。その先に幹線道路のT-0504と幹線道路H-20のT字路の交差点があります。

これは、DEEP STATEが警告した4つの方向の2つです。
ロシア軍が、ルートT-0511を北に超えて攻撃していると言う事は❓

ロシア軍の攻撃目標が分かると思います。
ウクライナ軍の参謀本部も気が付くことを祈っています。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次④
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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