「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

敵を侮り嘲笑していれば、やがて負ける<ウクライナ紛争2023.11.19

2023-11-21 23:51:59 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

航空万能論
最近、見るようになった個人レベルのマイナーな弱小サイトです。その記事から。
2023.01.29
エストニアがロシアを嘲笑する西側メディアに警告、動員は戦線を安定させた
https://grandfleet.info/european-region/estonia-warns-western-media-to-ridicule-russia-mobilization-stabilizes-front/

1月の記事ですが、結局今年のウクライナの反撃作戦は効果がなかったという意味で失敗しました。バフムトの無意味な防衛戦と、南部戦線での無理ゴキな反撃作戦は、ウクライナ軍に去年とは比較にならない程、大きな人的損害を発生させたと思います。

現在でもこの記事と同じ傾向がはっきり見られます。
ロシア軍がどれほど間抜けでドジをこいて大損害を被った話ばかりです。
簡単に言うと、ロシア軍を見くびりコキ下ろして膠着した戦況の憂さ晴らしをしています。
しかし現実は、ウクライナ軍は全く反撃できずに大損害を被っているロシア軍は、秋に入って猛攻の手を緩めません。

ロシア軍は、それだけ人員・装備・武器の補充が出来ているという単純な事実を示しています。ロシア軍の損害を笑って喜んでいる場合では、ないと思います。

現状は、戦線は膠着状態にありますので西側とウクライナの関係者は、気楽なようです。
しかし、ウクライナ軍にも損害は当然出ています。その損害が増えて行ったときに、その分をウクライナ軍が補充できるかと言うと疑問です。
戦況は膠着状態にありますが、現実にロシア軍が猛攻をかけ続けている以上、どの時点かでウクライナ軍の防衛ラインが突破されるリスクは時間とともに大きくなると思います。
『敵を侮り嘲笑していれば、やがて負ける』
とは、そのような意味です。
1か月以上、激戦の続くドネツク州アウディイウカАвдіївкаの防衛にウクライナ軍が失敗すれば、そうなります。他にも数か所、ロシア軍が攻勢をかけている戦場があります。
どうなるかは、時間が答えを出してくれると思います。
決してウクライナ軍が気を緩めてよい状況には、ないと思います。

※更には西側各国の支援の継続の問題もあります。
アメリカとドイツは、支援継続のようですがそれ以外の国は、それほど財政的余裕はないと思います。あと、どれだけ継続できるかです。再来年は、確実に無理でしょう。
アメリカの大統領選挙が来年の11月です。現時点では共和党のトランプ氏がリードしています。もしトランプ氏が勝てば、2025年度のウクライナ支援予算は確実に削減されるでしょう。

つまりウクライナが戦争を継続できるのは、せいぜい来年一杯だと思います。その間にウクライナがロシアに勝利できる可能性は、ほぼ消えたと思います。

※ロシアの選択肢は、二つあります。
①来年3月のロシアの大統領選挙後、戦時体制に移行して大幅な兵力の増強を実行してウクライナを攻め潰す。

②現状を維持して少しづつ占領地を拡大しながら持久戦を継続して、ウクライナと西側の財政負担を増大させる。ウクライナについては、財政破綻させて崩壊させる。

②の戦略を採用されるとウクライナは、ほぼ確実に財政破綻してロシアに吸収合併されないまでも、向こう数十年は経済的に立ち上がれないと思います。軍事力どころでは、ないですね❓
否応なく、中立と非NATO政策を取らざるを得なくなると思います。

※どうなろうと、もうこうなっては時間が経過するほどに停戦の条件は、ウクライナにとって不利になります。早めに停戦交渉を始めなければ、条件は悪化します。

「この戦争はクリミアで終わる」
などと寝言を言っていると❓
「この戦争は、西ウクライナの西の果てで終わった!」
と、なりかねない事をアメリは認識するべきだと思います。アメリカにとっては、どっちでもいいんでしょうね❓
そうなっても、2014年以前の状況に戻るだけですからアメリカとNATOには、勢力圏と言う意味で不利益はありません。

戦争につぎ込んだ莫大な資金はムダ金に終わりますが❓
ぼろ儲けしているシロアリは、結構いるでしょう❓
この戦争の構図が見えてきませんか❓

21世紀最大の国際的詐欺事件のように見えてしかたないです・気のせいかもしれませんが❓

※一応、11月15日の戦況
ウクライナ軍、南部で足場確保 東部はロシア軍の攻撃激化
2023年11月15日午前 4:08 GMT+95日前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/7NHQSI4JONKP3EQE23HPI7AR7I-2023-11-14/

ウクライナによると❓
「あらゆる予想に反し、ウクライナ軍はドニエプル川の左岸(東岸)に足場を築いた」
「クリミアの非武装化に向け、一歩一歩進んでいる。距離の70%をカバーした。ウクライナ軍の反転攻勢は進展している」
実際には、違うという話もあります。
一応の大本営発表です。

ロシアの方は❓
東部ハリコフ州クピャンスク近郊で攻撃を続行中
これは、今年ずっと継続中です。

東部ドネツク州バフムトの北側と南側でも攻撃を行っている。⇒これは新しい攻撃です。特に南側は一旦、ウクライナ軍が一部奪還していますから、ロシア軍が反撃に転じています。

ドネツク州アブデーフカ方面は激戦が継続中。
どうしてもウクライナ軍有利を言いたいゼレンスキー氏は❓
「ウクライナ軍は攻撃作戦を続けている」
どう見てもウクライナ軍が攻められているように見えます。

2023.11.11
エストニア軍大佐、ロシア軍がドネツク州とルハンシク州で主導権を握った
https://grandfleet.info/european-region/estonian-army-colonel-russian-troops-have-taken-the-initiative-in-donetsk-and-luhansk-oblasts/

エストニア軍のマート・ヴェンドラ大佐
『アウディーイウカ~マリンカ軸』
『クピャンスク~スバトボ~クレミンナ軸』
『ロシア軍はウクライナ軍を常に圧倒し続ける人員と装備を保持し続けている』
『ロシア軍はドネツク州とルハンシク州で戦場の主導権を握っている』
『ロシア軍だけでなくウクライナ軍も大きな損失を被っていると付け加えた。』

個人ブログの記事によると、こうなっています。
上記の攻撃軸に「バフムト軸」を加えた3か所でロシア軍が攻撃中のようです。

3方面でかなりの規模の攻撃作戦を展開中だと言うことは、10万人規模の新規の部隊を送り込んでいると思います。



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。