「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

アメリカの社会問題化しつつあること(フードバンク)<2024・05

2023-05-01 17:52:01 | アメリカ合衆国

ワールド
2023年4月30日8:06 午前1日前更新
アングル:リセッションの予兆か、米国でフードバンクの需要急増
https://jp.reuters.com/article/usa-hunger-idJPKBN2WM0G0

これは、単にリセッションに向かっているかどうか以上に深刻な問題です。
「コロナ禍の頃の状況まで戻ってしまった」

コロナの時は、公的な支援がありました。コロナが過ぎて公的な支援が打ち切られつつあります。しかし、フードバンクの需要は、増え続けているようです。

雇用が堅調であるにも関わらず・
「労働統計局による最新のデータでは、2020年3月以来、インフレ率が賃金上昇率を上回っていた。」

つまり、物価上昇が大きすぎて賃金の実質手取りが減少して生活苦の世帯が大幅に増えたということです。

「インフレも大きな要因だ。米労働統計局によれば、パンデミックが始まった2020年3月以来、食品価格は23%上昇した。」

値上がりしたのは、食品価格だけではありません。だから実質的にこの程度の負担増と考えていいでしょう。統計に出てくるインフレ率より、生活者のインフレ率ははるかに高いです。日本でもそうです。統計的なインフレ率以上に実質的な収入は、減少していると思います。

つまり、物価上昇が続けば日本でも同じことが起きる可能性があります。

そして高インフレを抑制しないと、ハイパーインフレが起きます。ハイパーインフレ下では、10%を超えるインフレが継続しますから生活は破綻します。特に年金生活者はそれが大きいです。

だから、今世界各国でインフレ抑制を続けています。失敗すれば、市民生活は破綻します。景気がいいの悪いのとは、次元の異なる話です。そうです。日銀は金融緩和を継続しています。国民生活を犠牲にしてインフレ率を高めようと言う政策を変える気配は、ありません。

インフレが継続するのであれば、対策を考えた方が無難でしょうね。個人で出来る事は多くはないと思いますが。銀行預金や債券的な価値は、インフレの場合最悪です。



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