「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

JR久留里線で続く巨額赤字について<2023年6月

2023-06-22 19:01:18 | 日本の社会

「正直ほとんど誰も乗ってない」JR久留里線で続く巨額赤字…県・市と検討会議
2023/05/13 06:32
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230512-OYT1T50144

「JR東によると、100円を稼ぐためにどれだけの費用がかかったのかを示す2021年度の「営業係数」は、この区間は1万9110円だった。JR東が21年度に収支を公表した全国35路線・66区間の中で最悪の水準だった。」
「1日あたりの平均利用者数は55人」

地方に行くと赤字路線の廃止は、随分前から行われています。それに比べると、随分ゆっくりです。JR東に余裕があるからなんでしょうね?

例えば・・
JR池北線は民営化後の平成元年(1989)6月3日に廃止されました。その後「北海道ちほく高原鉄道株式会社」が経営を引き継ぎ「ふるさと銀河線」として運行されましたが、赤字が大きく2006年4月21日に廃止され、この地域から鉄道はなくなりました。
それでも、JR久留里線ほどの大赤字ではありませんでした。

1日たった55人の利用客のために鉄道の存続を求めるなら地元の市町村が赤字分を補填するのが当然だと思います。鉄道廃止の反対を言うなら赤字補填は、当然の負担だと思います。支出する自治体は、ないと思います。

「自分たちの自己負担はしません。赤字でも55人のために鉄道を存続してください。」と言うのは、既に廃止された赤字路線を考えるなら住民エゴと言うしかありません。

どこだってバスに転換しています。それすら赤字で自治体が補助金を出して細々と運営している処も多いと思います。

ちなみに北海道の場合
Category:北海道の鉄道路線 (廃止)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E3%81%AE%E9%89%84%E9%81%93%E8%B7%AF%E7%B7%9A_(%E5%BB%83%E6%AD%A2)
2022.06.29
消えた鉄道の伝説 『北海道廃線紀行――草原の記憶をたどって』
https://book.asahi.com/jinbun/article/14646892
北海道内国鉄時刻表 昭和42年3月1日改正 (旧北見相生駅展示物)
https://naeboworks.com/haisen/timetable.htm

そもそも残っている路線がほとんどありません。
私の出身地の十勝地方は、根室本線があるだけです。
帯広の郊外に出るとうっかりするとバスですら、数人しか乗客の乗っていない時間帯があります。鉄道は、どうやっても無理だと分かります。バスだって区間によっては、自治体から補助金を出していると思います。それすらダメな場合もあります。その場合は町が週に何回か買い物・通院用バスを走らせています。



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