「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

支離滅裂になってきた大阪万博<2023年8月

2023-08-05 19:46:48 | 日本の社会

万博のためならルールも破る? 時間外労働の上限があるとパビリオン間に合わず 来年開催なのに、現地は今
2023年8月3日 12時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/267433

どうやら誘致はしました。計画はありません。誰かが何とかしてください。

このような、ほぼ思い付きと言えるような無計画性の下に誘致だけは、したようです。

開幕の25年4月まで1年半余り・・・
「開幕まであと1年半余であの広大な敷地に何も建っていないのは驚きだ。最後は政府が何とかしてくれることを万博協会はあてにしているのだろう。建設費がさらに膨らむのは目に見えている。それを補うのは大半が税金だ」

そして建設労働者の保護のための改正労働基準法が成立しています。
「24年4月から建設現場では、原則月45時間、年360時間を超える残業はできなくなる。」

ほぼ、無理の世界になりつつあります。

オリンピック、サッカーのワールドカップでも過去に同じ問題が発生しています。サッカーでは、カタールで外国人労働者の奴隷労働的な労働環境が厳しく批判されてボイコットの動きまでありました。

全国建設労働組合総連合(全建総連)の長谷部康幸・賃金対策部長>
『21年開催の東京五輪・パラリンピックでは新国立競技場建設工事で長時間労働が続いた現場監督が自殺したほか、労災死亡事故が相次いだとし「今回の万博でも現場従事者の人権や労働条件確保について注視している」と指摘する。 』

つまり、オリンピックにしろサッカーのワールドカップにしろ万博にしろ、過去にはこのような奴隷労働的な施設建設があったことになります。
加えてほぼどの国でも問題になる汚職があります。

今の施設を新規に建設する方式は、様々な社会的害悪を伴うのは、分かり切っています。だから、そういうのは引き受けたり参加しては、いけないことになります。まだ札幌市は冬の五輪を誘致しようとしています。害悪に参加するのと同じです。止めるべきでしょう。

図らずも長時間労働の業界で働く人々を保護するための改正労働基準法は、その問題を分かりやすく明確に示してくれました。

普通に法律を守って無理なことは、最初からしては「いけない!」と言う、ごく単純な事です。



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