「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

2024欧州議会選挙の速報とフランスの総選挙<2024.06.10

2024-06-10 13:52:26 | ヨーロッパ

※ネット版では、サンケイの記事が一番早いです。

マクロン仏大統領 議会解散を発表 欧州議会選の結果を受け
2024/6/10 07:01
https://www.sankei.com/article/20240610-CI3TAW3ZNRNZBGWDWYXFUYVLFU/
ルペン氏が率いる国民連合(RN)得票率31・5%と首位
マクロン氏率いる与党連合(得票率14・5%)
欧州議会選 EU懐疑派勢力が伸長EUの政策に影響も
2024/6/10 07:25
https://www.sankei.com/article/20240610-JUN6QN4335KNTA3BGEP6EYX6QA/
『懐疑派の台頭により、EUの移民受け入れや環境規制、ウクライナ支援などの政策に影響を与える可能性もある。』
『議会運営を長年主導してきた最大会派の中道右派「欧州人民党」(EPP)など親EU3会派は計398議席と過半数を維持したが議席を減らした。
 加盟国最多の96議席が割り当てられたドイツでは、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」がショルツ首相の中道左派「社会民主党」をしのぎ、第2党となる見通し。ドイツの次に多い81議席が割り当てられたフランスでは、IDに所属する極右政党、国民連合(RN)が国内第1党になる勢いだ。』

と言う速報です。
欧州議会の定数720。
追記(ロイター)
https://jp.reuters.com/economy/J72A7IXSIFPZNEBNNKAAFH5UUI-2024-06-10/
親EUの中道右派、中道左派、リベラル、緑の党456議席
改選前議席
現状の488議席から大きく議席を減らす

ユーロ懐疑派
「欧州保守改革(ECR)」、「アイデンティティーと民主主義(ID)」、会派に属さない極右政党
19増の146議席
※事前に言われていたほどには極右系の議席数は伸びませんでした。

内訳
①欧州人民党グループ (EPP)176⇒◎191
②社会民主進歩同盟 (S&D) 139⇒●135
③欧州刷新 (Renew、旧ALDE)102⇒●83
④欧州緑グループ・欧州自由連盟 (Greens-EFA)71⇒●53
⑤アイデンティティと民主主義 (ID)49⇒〇57ルペン
⑥欧州保守改革グループ (ECR) 69⇒〇71メローニ
⑦欧州統一左派・北方緑の左派同盟 (GUE/NGL)37⇒●35

記事には、やや誤りがあります。
ルペン率いる「アイデンティティーと民主主義(ID)」とイタリアのメローニ率いる「欧州保守改革(ECR)」は、欧州懐疑派でも仲が極端に悪く協力関係は、ほぼ無理です。
メローニの方は、主流派と妥協するかもしれません。
ルペンの方は、絶対妥協しない反主流派の中心です。

フランス国内に限れば、(五股膏薬男の)マクロンにルペンが圧勝しました。
(誰とは言わない❓あの五股膏薬男❓)
(調子よすぎるだろ!!!)

※しかし、悪粘りをしたところで状況は悪化するばかりだと判断したマクロンは、即座に総選挙を決定しました。
『仏大統領、下院解散総選挙を発表 欧州議会選で極右に大敗見通し』
2024年6月10日午前 7:21 GMT+91時間前更新
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/SZSASAFWAVO4LLYOJ66Q5QIM74-2024-06-09/
この辺りは、岸田総理とは大違いですね❓
国民の信を失ったなら解散総選挙が議会政治の常道です。

欧州議会選挙の結果を見るならフランス議会選挙でもルペンの率いる「国民連合(RN)」が勝利すると思います。欧州では、イタリアに次いで極右内閣が誕生する可能性が大きくなりました。
大統領と首相が分裂します。
これまでのようにマクロンが好き勝手な政治は出来なくなります。
アメリカの大統領と議会の関係と同じになります。


※関連記事目次
項目「ヨーロッパ」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d



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