「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

アメリカの気球撃墜事件その後<2023年2月19日

2023-04-01 13:44:15 | 国際情勢

最初のは、超大型であり気球の下には、バス3台分の長さの貨物室をつるしていて、太陽パネルを搭載して方向舵やプロペラまで装着した、本格的な偵察気球でした。飛行していた高度は、約地上18kmでした。アメリカ本土上空で撃墜しなかったのは、貨物搭載部が大きすぎ地上で撃墜すると、残骸で地上に被害が出る恐れがあったからです。
その後、3個の気球を発見し、これも撃墜しました。
ところが?

米愛好家団体の気球が行方不明、米軍の撃墜と同日にアラスカ上空で通信途絶 
2023.02.17 Fri posted at 14:06 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35200193.html

中国の偵察気球があり、レーダーの感度を上げたら不審な気球が続々発見されたと言うことです。

記事だけ読むと、米イリノイ州を拠点とするアマチュア気球愛好家団体NIBBBが、名乗り出てアメリカ軍が撃墜したうちの一つは、この団体が飛ばしたものである可能性が高いです。

「行方不明になっているのは、愛好家団体NIBBBが保有する幅約80センチの気球「ピコバルーン」。同団体の14日のブログによると、この気球は4カ月以上飛行して地球を7周した後、11日を最後にアラスカ州西部沖の小さな島の近くで通信が途絶えた。」
「NIBBBによると、ピコバルーンはアマチュア無線機を組み合わせた高高度気球で、小型送信機とGPS追跡装置、アンテナを取り付けて水素を充填し、4万7000フィート(約14キロ)の高度に上昇させてジェット気流に乗せている。

同団体は2021年6月に結成されて以来、25個以上の気球を飛ばしているという。」

ちなみにNIBBBとは、「ノーザン・イリノイ・ボトルキャップ・バルーン・ブリゲード」と言う名称です。
気球1個の製作費は、13ドルだそうです。

ただし、これで問題解決とはなりません。
2021年に結成されて、その後25個以上の気球を飛ばしていると言っています。
今回、撃墜されたのは4か月前に打ち上げられて、地球を7周しているということです。

いったい何の目的でそうしているのかは、記事からは分かりません。団体が、結成されたのも最近です。愛好家が楽しみで打ち上げたにしては、制作費が安いとはいえずいぶん数が多いですね?
しかも、地上高度14kmとかなり高い高度を飛行しています。地球を7周したということは、かなりの領空侵犯をしていることになります。それが、25個以上あれば領空侵犯しまくりですね。

これが、単なる愛好家のしていることと言うには、かなりの無理があります。何の目的でそうしているのか?将来、どのような計画を持っているのか?

つまり?
大型化して機材を搭載すれば、すぐ中国の偵察機気球と同じような活用が出来ます。

中国が、「アメリカだって、やっているじゃないか!」と言ったのは、これが理由だったのでしょうね。だから、中国上空を飛行すれば、撃墜されるでしょうね。

どっちにしても、アメリカの愛好団体も怪しすぎます。



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