「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナ紛争は、資源とエネルギーをめぐる争い<2024.07.01

2024-07-01 20:14:42 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

何故、アメリカとヨーロッパが血眼になってウクライナに関与するのか❓
ロシアの方は、一応安全保障の確保と言う分かりやすい理由があります。
だったら、ウクライナを半分にして折り合えよ!と思います。
しかし、折り合えない理由があります。
その理由は❓

欧州第3位の天然ガス埋蔵量を誇るウクライナ、エネルギーで自立目指し意欲
2023.04.28 11:45
https://forbesjapan.com/articles/detail/62824
ロシア、ウクライナの未来を暗くした…巨額の資源埋蔵地を掌握(1)
中央日報/中央日報日本語版2022.08.12 09:39
https://japanese.joins.com/JArticle/294286?sectcode=A00&servcode=A00

韓国の中央日報が、このように報道しています。
日本のメデイアでは、見当たりません。
韓国の報道の自由度が相当落ちて62位。
日本、大した変わらず70位。
62位と70位の違いは、このようです。

中央日報によると>
『ウクライナ東部ドンバス地域で占領地拡大に総力をあげているロシアがこちらに集まっている原材料埋蔵地を掌握し、数十兆ドル価値の膨大なエネルギー・鉱物・金属資源を手に入れたとワシントンポスト(WP)が報じた。
・・・・・・・
10日(現地時間)、WPはロシアが6カ月に達するウクライナ戦争を通して「大きな補償」を得たと伝えた。欧州で最も鉱物が豊富な地域であるウクライナ東部に対する統制権を拡大し、世界最大規模のチタンおよび鉄鉱石埋蔵地を含んで未開発リチウムおよび大規模の石炭埋蔵地などをロシアが占めた。カナダのシンクタンク「SecDev」の分析によると、ロシアが押収した埋蔵量の価値は12兆4000億ドル(約1650兆円)規模だ。』

西側が凍結しているロシアの海外資産など、これに比べると微々たるものです。

ロシアとNATOが、互いにプロパガンダを主張して一歩も譲らないのは、これが大きな原因かもしれません。

EUもアメリカもウクライナ支援は、ローン形式の部分がかなりあります。少々貸し込んでも、ウクライナが2014年の領土を取り戻しさえすれば、元を取って大きなリターンがあるでしょう。
だからゼレンスキー本人が時々口にします。
『ウクライナが勝てば元は取れるんだから、もっと支援してくれ!』

ロシアの方は埋蔵量の多い地域を制圧していますので、4州をロシアに割譲したら停戦してあげるよ・の構えです。

ゼレンスキーは、多分戦争が始まったときは、この資源とエネルギーの価値を知らなかったのだろうと思います。
知っていれば、2022年4月にほとんどロシアと停戦合意が出来ていましたから合意を履行したと思います。

ロシアを叩き潰したかったイギリスのボリス・ジョンソンが、これをぶち壊して戦争を煽り立てました。
そのため戦争が激化して継続中です。

2022年4月の停戦条件は政治的な条件をウクライナが受け入れれば、ロシアは東部の独立派の地域とクリミア以外のウクライナ領から完全撤兵するという、今では考えられないほど寛大なものでした。

ロシアの方もウクライナの地下資源とエネルギーの事を余り考えていなかったのだろうと思います。

やたら欧米がウクライナを支援するからロシアもその理由を考えたと思います。
某プー
「そうか!美味しいことを教えてくれて!ありがとう!」

そこで4州併合が一方的に実行されたというわけです。
こんな美味しい話を、ロシアでなくても手放すわけがありません。

こう考えるとおよそ民主主義とは正反対な軍国ウクライナを徹底的に欧米が支えるわけが理解でします。
どう見ても異常すぎます。
巨額の利益に目が眩んでいるのですね❓

こう考えるとアメリカは、早いうちからウクライナの資源とエネルギーに目を付けていたことも分かります。
何故❓
2014年、どう見ても不法なクーデターを裏から実行させたのか❓
傀儡政権を作って、ウクライナの資源とエネルギー開発で巨額の利益を得ようとしていたのだろうと思います。

だからドンバス紛争は、いい加減なところで折り合って終わりにするべきでした。

ところが某バイデンさんは、欲張ってロシア潰しまでついでにやろうとしました。
ロシアの資源とエネルギーまで手を出そうとしたのだろうと思います。

潰すはずのロシアが潰れずに、相当雲行きが怪しくなってきたのが、今のウクライナの戦況です。

アメリカの欲望が、ウクライナ紛争を引き起こし当初の予定(ウクライナの資源とエネルギー開発)を更に拡大してしまい、収取のつかない事になりつつあるようです。

100+500を取ろうとしたら❓
獲れるはずだった100も怪しくなってきたという話です。
欲張りすぎは、ダメだと言うことです。

それにしてもウクライナは、普通にまともな政府を作り外国から支援を受けて、資源・エネルギー開発に取り組んでいたら、今頃金持ち国家になっていたはずです。
2014年クーデターで、それを台無しにしてしまいました。

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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