「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ヨーロッパ紛争>2024.06.14

2024-06-15 19:13:28 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

もう、ここまで敵対して話がこじれれば、NATOとロシアの紛争と認識するべきだと思います。
直接、軍事力で戦争をしていないので紛争です。
準戦争状態と表現するべきですね。

<目についた記事>
ロシアがモルドバ大統領選に干渉、米英カナダの3カ国が非難
By Tom Balmforth、 Jonathan Landay
2024年6月14日午前 11:18 GMT+92時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/H5HOYTB5GJJZBEFBXHULFFLQFQ-2024-06-14/
記事を見るとロシアが内政干渉を試みているように見えます。
しかし、モルドバ国内には親ロシアを支持する人々も相当数います。
BBC
『モルドヴァ首都、親ロシア政党主導の反政府デモに数千人参加 「ロシアの一部になりたい」』
2023年2月20日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-64700966

それほど親欧米の人々ばかりだとも言えません。
本当にモルドバの人々が、何を求めているのかを外部から知るのは、事実上不可能だと思います。
親欧米派が、何らかの工作をしている話も聞きます。
選挙監視団を送ったところで、それほど公平な選挙が実施されるわけではありません。
「モルドバの民族は?
ルーマニア語と同じモルドバ語を使い、民族構成としては、ルーマニア人と同じモルドバ人が6割以上、その他、ウクライナ人、ロシア人、ガガウス人、ブルガリア人などが暮らしています。 モルドバでは、全人口(427万人)のおよそ30%が18歳未満の子どもたちです。」

沿ドニエストル共和国

旧ソ連から独立した時に東部のロシア系住民の多い地域は、分離して独立しました。
内戦もありました。
結局、モルドバは貧しいままです。
こんな事なら独立する必要は、なかったというべきです。
だからロシア領に戻りたい人々が、いるのも良く分かります。
EUに加盟した東欧の小国の今の姿を見れば、EU加盟が豊かさをもたらすものではありません。
モルドバは、過疎化が進み一層貧しくなると思います。

NATO加盟国を増やしたい欧米の政治に翻弄されていると言えます。
モルドバ、ウクライナ、ジョージア、ベラルーシ
全部、同じです。
親ロシアのベラルーシまたは中立のジョージアの方が、親欧米のモルドバとウクライナより、ずっと豊かなのは国内に内紛の種を抱えていては、貧しくなるばかりだという単純な現実を示しています。

例に挙げた記事は、ウクライナ紛争と同じで欧米のプロパガンダにすぎません。むしろ欧米がモルドバに介入するのを止めた方が、物事は順調にいくと思います。
大体、民主派と言われる人々は国民の生活など気にしないで政権闘争に明け暮れる傾向があります。

『ハリコフでロシア軍失速、ロ領内攻撃容認受け=米国防長官』
By ロイター編集
2024年6月14日午前 10:12 GMT+94時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/KWJMLZ2T3VNC5NJLUPSKGKUUWU-2024-06-14/

特段ロシア軍の進撃が失速したわけではありません。
国境地帯に緩衝地帯を設ける分のウクライナ領を制圧したから、進撃を止めただけです。
まるで欧米が、「ロ領内攻撃容認」をしたからロシア軍の進撃を食い止めたような書き方でしょう。

単にロシア軍が予定の分だけウクライナ領を制圧したからそこで進撃を止めただけです。
ウクライナ軍は、ロシア軍を国境の外に追い払うはずでしたが❓
どうなったんでしょうね❓

プロパガンダは双方に付き物とは言え、相手が進撃を止めたのを、食い止めたように言うのは、相当都合が良すぎるように思います。
しかも、それをアメリカの国防長官が発言しているのは笑えます。

戦争を止めようなどと言う気は、全然ないですね❓


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


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