「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

2024MLB>2番最強打者論は正しいか❓&大谷翔平のホームランの魅力

2024-09-17 11:01:46 | MBL & プロ野球

(1)2番最強打者論は正しいか❓
実は、これは証明された訳ではないと思います。チームで1番のHRバッターを2番に入れると打席が多く回ってくる・と言うだけの話だろうと思います。
チームとして最も多い得点を期待するのなら話は違うと思います。

まず強打者には、敬遠や四球はつきものです。これを避けるために後ろに強打者を置けばよい・と考えるのが一般的です。実際は、ランナーなしの方が敬遠しやすいのです。ランナーがいると投手は、勝負する確率が高くなります。

この傾向を考えると1番と2番に出塁率の高い好打者(または強打者)を入れて3番にチームの最強打者を入れる打順も当然成立します。

だから3番に最強打者を入れるチームもあります。
ヤンキースが、そうしています。今年からです。
ジャッジが2番の打順を嫌うので監督は仕方なくジャッジを3番に入れています。2番は今年移籍した強打と好打を兼ね備えたファン・ソトです。これが正解かどうかは分かりませんが、ジャッジは今年は気分よく打席に入っているのは間違いありません。
そして3番だと1番と2番打者への投球を見ることが出来ます。塁上にランナーがいる確率も高くなります。ジャッジの出塁率も格段に上がりました。
ジャッジの場合は、非常に良い結果が出ています。

もう一つの例は、フィリーズです。
フィリーズの1番バッターは、HRバッターのシュワバーです。打撃は荒っぽいですが、選球眼がいいので出塁率は3割を超えます。今年は、大したことがありませんが2年連続で46本47本と打っているHRバッターです。今年もこれまで35HRです。その代わり今年は、出塁率とOPSが向上しています。
2番には1番タイプを入れて3番は、スーパースターのハーパーです。

だからドジャースがチームで1番のHRバッターの翔平君を1番に入れる打順は正しいと思います。翔平君の場合、盗塁も武器です。更に1番に適性があります。
1番でなければヤンキースやフィリーズのように3番に入れるべきでしょうね。この場合は、投球を1人分多く見ることが出来ます。その分、打者が有利になります。

こう考えると今メジャーで主流の、2番最強打者論は大した根拠のあるものではありません。2番を嫌うジャッジの勘が正しいのだろうと思います。
ジャッジ大先生の勘を重視するなら、チームの最強打者は3番に入れるべきであることになります。
実際、ジャッジの打撃はそれでグンと安定度が高くなりました。
これは監督は考えるべきでしょうね❓
ドジャースなら1番ムーキー、2番フリーマン、3番翔平君がベストの打順だと思います。

(2)大谷翔平のホームランの魅力
これは、デカサに尽きると思います。
とにかくデカイです。また打撃音が凄くて、こんな打撃音は翔平君しか出せないようです。

<福島良一の大リーグ It’s showtime!>
ドジャース本拠地は投手に有利な球場 同球団での50本塁打は他球団とは違う価値あり
2024年9月16日11時0分
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/column/showtime/news/202409130001970.html

色々説はありますが、福島良一氏によるとドジャースタジアムが投手有利な球場だそうです。
『1962年の開場以来、外野が広く、あまり打球も飛ばず、本塁打が出にくいとされています。』
もう一つ理由があります。ナイターの時は風がホーム方向に吹きます。打者にとっては向かい風になり、ギリギリのホームランが少なくなります。(昼間は、この風はありません)
暑い時期はアメリカもナイターが多いですから、これもドジャースタジアムでHRが出にくい大きな理由だろうと思います。

翔平君は今年、これまでのアナハイムがホームだったらもう50本を超えているかもしれません。
ヤンキースタジアムは、打者有利です。
ホームからスタンド方向に風が吹くからです。
新球場になってから更にこの傾向が強いようです。
だから単なる広さ以外の条件が、色いろあります。
湿度も飛距離に関係します。

こう言った条件を全部合わせてドジャースタジアムはホームランが出にくい球場とされているのです。

ホームでの年間最多記録は19年コディ・ベリンジャー(現カブス)の27本。
翔平君→25本塁打
『ホームやロードに関係なくホームランを量産できるのは、並外れた打球速度があるからだと思います。15年にMLB公式データ解析システム「スタットキャスト」が導入されて以降、ドジャースの打球速度ランキングのうち、上位9位までを大谷が独占。中でも、4月27日の自己最速119・2マイル(約191・8キロ)は騒然となりました。

それと同時にホームランの飛距離です。今季の大谷は15年以降で球団史上最多の9本も飛距離450フィート(約137メートル)以上のホームランを記録。これはメジャー全体でも17年ジャンカルロ・スタントン(当時マーリンズ、現ヤンキース)の10本に次ぐ数字です。

中でも、7月21日のレッドソックス戦で打ったホームランは右中間場外か? という飛距離473フィート(約144メートル)の超特大アーチ。15年スタントン(マーリンズ)の475フィート(約145メートル)に次ぐ、球場史上2番目に大きなホームランでした。』

遠くに飛ばすだけならジャンカルロ・スタントンが、一番です。でもスタントンは典型的な一発屋で2017年に59HRを打ちましたが、それ以外の年は40本未満しか打ったことがありません。しかも2017年の話ですから今は並のHRバッターです。

『ちなみに、15年以降ドジャースタジアムでは、16本しか450フィート以上のホームランが出ていません。これはメジャー30球場の中で2番目に少ない数字ですが、そのうち大谷が既に6本も打っています。いかに大谷が規格外のパワーの持ち主なのかが分かると思います。』

この450フィート以上のホームランをドジャースタジアムで2本以上打った選手はこれまでいませんでした。
翔平君は、たった1年で6本打っています。
打球が飛ばないドジャースタジアムでデカイ!HRを沢山打つから、球場を知っている人は「たまげた!」となる分けです。
450フィート以上のホームラン、ドジャースタジアム伝説は、まだまだ続くでしょう。おそらく誰も破れない記録が出来ると思います。

これが「大谷翔平のホームランの魅力」です。
単なる数じゃないんですよ❓


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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