「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(MLB)メジャー球団におけるゼネラルマネジャーの重要性<2023年8月

2023-08-24 17:50:04 | MBL & プロ野球

一時期は、マリナーズはオンボロ球団だったことは知っています。その後、どうなったかは全然気にしませんでした。
ふと気が付くと?
あの、オンボロ球団がワイルドカード争いをしている?
途中を見ていないので冗談かと思いました。
調べてみたら去年は地区2位で、21年ぶりのプレーオフ進出を実現していました。

その理由?気になりますよね?
それを知るとオンボロ・マリナーズがチーム再建に成功し、オンボロ・エンゼルスが今もオンボロな理由も、はっきり分かりました。

その差を作り出したのは、ジェリー・ディポートと言うGMです。
ジェリー・ディポート
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88

経歴は、ULRを読んでください。
最初はスカウトが振り出しで、段々実績を積んでGMになります。
最初に、GMに就任したのは2011年10月28日にエンゼルスのGMに就任しました。色々しようとしたのですが監督のマイク・ソーシアと対立します。
「エンゼルスは監督とGMのどちら選ぶのか?」
と言う事態に発展し、オーナーのアルテ・モレノは監督を切らずGMを切りました。2015年7月1日に辞任しました。

その後、2015年9月28日シアトル・マリナーズのゼネラルマネージャーに就任します。球団再建を考えていたマリナーズのオーナーの目に留まったのでしょうね。

それからジェリー・ディポートGMはマリナーズの球団改革に乗り出します。具体的には?
「大幅なコストカットとファーム・システムの再構築に着手した。」
その前は?
「前GM時代から引き継がれた長期給与による肥大化したロスターや、一時メジャーワーストと評されたファーム・システムを持つ・・」
こんな状況でした。結果は成功でした。
「ベースボール・アメリカ誌にメジャー全球団1位と評価されるファーム・システムの構築に成功した。」

2021年9月1日、シアトル・マリナーズの野球運営部門社長へと昇格しました。

そして監督も変えます。エンゼルスのGM時代のGM補佐のスコット・サーバイスを監督に引き抜きました。
2016年からスコット・サーバイスが監督を務めて現在に至ります。

その結果が、2022年の地区2位であり、21年ぶりのプレーオフ進出でした。21年ぶりの成功を収めたのには、このような過程がありました。マリナーズの成功は、ジェリー・ディポート現野球運営部門社長によるものです。

ここで気が付きませんか?
もしジェリー・ディポートがエンゼルスのGMのままだったら、エンゼルスはどうなっていたんだろう?
多分、エンゼルスは今のマリナーズのようなチームになっていたでしょうね。

つまりオンボロ・オーナーのアルテ・モレノが、当時ジェリー・ディポートGMを切らずに、マイク・ソーシア監督を切るべきであったことになります。
GMは監督の上司です。部下を残して上司を切ったオーナーの人を見る目のなさが、エンゼルスが今なおオンボロである最大の理由です。多分、その後任のGMもポンコツばかりでしょう。だから、エンゼルスはいつまでもオンボロのままだと思います。

最近のメジャーの球団を見ていると、良い成績を収めている球団は、GMの人材を選びます。GMをイエスマンにする球団は、ほぼオンボロ化します。

オリオールズを見ても、その通りです。
球団再建のためにアストロズのマイク・エリアスGMを引き抜きました。アストロズのGMに就任したのが2015年9月です。
そのすぐ後の、2018年11月16日オリオールズのGM兼副社長に就任しました。
オリオールズは現在、東地区の首位です。

エンゼルスが、オンボロである理由がよく理解できたと思います。オーナーのアルテ・モレノがエンゼルスを保有する限りエンゼルスは、オンボロのままです。

翔平君はFA後、新チームに移籍する必要があります。エンゼルスにいれば腐るだけです。


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