「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(スペイン)絶滅寸前のイベリアオオヤマネコの保護活動<2024.06.23

2024-06-23 14:49:39 | 動物と植物と自然

2024/06/11
絶滅寸前から這い上がったイベリアオオヤマネコ 復活の鍵を握る保護センター
https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/matsuo_a/2024/06/lince-iberico.php

イベリアオオヤマネコは、スペインとポルトガルのあるイベリア半島にだけ生息する固有種だそうです。
ところが2002年までに個体数が激減しました。
この年は、わずか94体で絶滅寸前になりました。
理由は、色々ありますが一番大きな原因は人間の開発行為だろうと思います。特に道路がひどく、『2002年から2019年の間に163頭ものイベリアオオヤマネコが車と衝突して命を落としました。』とこのような状況です。

その後、スペインの人々はイベリアオオヤマネコの保護活動を始めました。
『イベリア半島内にはイベリアオオヤマネコ専門の保護センターが4ヶ所(スペイン3ヶ所、ポルトガル1ヶ所)存在し、ここでは様々なエキスパートたちによる飼育繁殖が行われています。イベリアオオヤマネコの子猫のうち約30%は感染症や喧嘩などで生まれて数ヶ月以内に命を落としていまうと言われ・・・』

その保護活動の結果・・・
『しかし先月発表された新しい調査結果によると、このオオヤマネコの個体数は2023年には2021体まで回復したことが分かったのです。』
『これらのセンターの活動により、2002年に「絶滅のおそれのある種のカテゴリー」が絶滅危惧IA類(ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの)だったイベリアオオヤマネコは、現在では絶滅危惧IB類(IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの)となり、絶滅寸前の危機を逃れることができました。しかしまだ絶滅する危険性は十分にある状態に変わりはありません。保護活動に取り組む関係者らは2025年までに頭数を3000から3500頭まで増やし、レベルを絶滅危惧II類 (絶滅の危険が増大している種)まで引き上げることを目標とし、現在も引き続き懸命な保護活動を続けています。』

経済成長や開発が、野生動物の数を減らし時には絶滅に追い込む場合もあります。
イベリアオオヤマネコは幸いスペインの人々の理解と保護活動で絶滅を免れそうです。

アメリカのほっこりするペットのロバの話題
CNN
5年前に消えたペットのロバ、野生のヘラジカの群れにいた 米カリフォルニア州
2024.06.21 Fri posted at 12:55 JSTNN
https://www.cnn.co.jp/fringe/35220447.html

『寂しいけれど、ディーゼルを捕まえて連れ戻そうとは思わないとドゥルーリーさんは言う。草食動物のロバが自然の中で餌に困ることはない。動画の中のディーゼルは、仲間たちに囲まれて生き生きとして見えた。「あの子は真に野生のロバになった」とドゥルーリーさんは話している。』

※関連記事目次
項目「動物と植物と自然」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/8835f5fca1b4e3065d08a3ab556f3c0e



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