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国道27号下山バイパスが開通 府北部の工業活性化に期待

2009-10-26 | 地域交通

京都新聞(10月25日付)

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国道27号下山バイパスが開通

国道27号の迂回(うかい)ルートとして京都府京丹波町下山-同町富田間で建設が進められていた「国道27号下山バイパス」の開通式が24日、同町蒲生の町中央公民館で行われた。

国道27号の同区間に幅の狭い個所や急カーブがあり、国土交通省福知山河川国道事務所が1991年からバイパスを建設していた。バイパスは約4キロメートル、片側1車線で、幅約14メートル。総事業費は133億円。国道27号の同区間は連続降雨量150ミリ以上で通行止めとなるが、バイパスの整備により災害時の交通が確保される。

開通式には行政や工事関係者ら約60人が出席。下山小6年の手島可葉さん(11)が「速度の出し過ぎに注意しましょう」と自作の作文を読み上げた。

この後、同町富田のバイパス南端から通り初めを行い、同小児童や蒲生野中の生徒たちがテープカットした。地元の丹波八坂太鼓保存会による演奏が響く中、式典出席者らが車でパレードして開通を祝った。

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下山バイパスの開通により、京都府中部と北部の円滑な交通が実現するとともに、府北部と京都中央テクノパークがスムーズに結ばれることとなり、舞鶴港を含む、北部の工業振興にも良い効果が期待されます。