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原材料高騰で景況悪化 舞鶴以北の3市2町 4-6月期

2008-08-26 | 地域全般

京都新聞(8月26日付)より

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原材料高騰で景況悪化 全業種、厳しい局面 北部機械金属4-6月期


財団法人・京都産業21北部支援センター(京丹後市峰山町丹波)はこのほど、4月-6月期の北部機械金属業界の景況動向をまとめた。前回(1月-3月期)調査と比べると急激に悪化し、「原油価格など原材料の高騰から経営環境は横ばい状況から一転、一段と厳しい局面を迎えている」としている。

調査は、舞鶴市以北の3市2町の関係企業125社を対象に四半期ごとに実施。今回は74社が回答した。

景況動向を判断するDI(景況判断指数=良いと答えた企業割合から悪いとした割合を引いた数)はマイナス36.4ポイントで、前回(プラス2.9ポイント)から39.3ポイント下がり、再びマイナス域に転じた。

業種別では、前回まで好調だった自動車関連の輸送機械とIT(情報技術)関連の電気機械も含めた全業種でマイナスとなった。特に液晶関連の精密機械の不振は深刻だ。

7月-8月期の見通しDI値は、マイナス50.6ポイントで、前回(マイナス39.0ポイント)からさらに大幅後退の見通し。同センターは「原油価格や原材料の高騰を製品に転嫁するのは難しく、今後とも経営環境の厳しさは続くだろう」とみている。

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先日の京都北都信用金庫の景況調査と合わせて分析すると、丹後地方は観光業が不振なだけでなく、今まで丹後経済を牽引してきた製造業も大幅悪化という事で、非常に厳しい局面という事が分かりました。

一部では原油高騰も収まってきたというニュースも聞きますし、今が踏ん張り時期かも知れません…。