kiske3の絵日記

一コマ漫画、トホホな人の習性、

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最近のブー太郎 後

2007年11月02日 | ボスヒコの「ブー太郎のクルクルミラクル」

夜中にオフィス行ったら、玄関が異常に芳香剤臭い。本来、消臭の為の芳香剤
なのに更に臭くしてどうする?ってぐらいのニオイが充満しておりました。

ミワンコフに事情を訊くと、やはりブー太郎の仕業らしいです。出勤する前の
ブー太郎にミワンコフは「無臭の消臭芳香剤を買って来て」とおつかいを頼んだ。
はい!と返事が良いのはいつもの事。買ってきたのは、何かのニオイがする安物
の芳香剤。ミワンコフが呆れていると同時に驚いているブー太郎。「ちゃんと、
無臭かどうか、確認したのに!!なぜ!?」こういう事もいつもの事なので、
ミワンコフは特に何も言いません。仕方が無いので、その芳香剤を玄関に置き
ます。なぜ玄関かと言うと、玄関入って左にバスルームがあるのですが、たまに
下水のニオイが上がってきては玄関に漏れるのです。玄関に置いて数時間。強烈
に立ちこめる芳香剤のニオイによって、仕事がはかどらなくなったミワンコフと
ブー太郎。ブー太郎は自己責任として、この憎々しい芳香剤を処分する事を決意
した。そこまでは良い。なぜか、その芳香剤のフタを開けようとしたのだった。

その芳香剤は元々開ける構造にはなってない。フタと思える箇所には、フタに
よくある斜めのラインなどない。無理矢理にこじ開けたとたん、中の緑色の粒が
四方に散乱した、当然の如くビックリするブー太郎。ここまで来ると流せません。


ミ「アンタっ!!な~~~~にやってんのよ!!!!!」

ブ「ワタシにもわかりませぇ~~んっ!!すいませぇ~~~んっ!!!!」


開けるなら開けるでどこかに置いて開ければ良いのに、とミワンコフは思った
らしいが、一瞬で「なぜ開ける?」と変わる。おそらく、ブー太郎の思考は
「実態はどれだけ臭うのだろう?」と「閉めたかった」のどちらかだろう。
無意識に開けてしまったとしても、普段からガサツでなかったらこうなってない。


ブー太郎は仕事を中断して、緑色の粒をかき集める作業に入った。開けた勢いが
凄かったのか、何かの産卵時期のように玄関と洗面所の全面を覆い尽くしている。

1時間後、やっとの事で最後の一粒を拾い上げたブー太郎。そこで言った言葉は。



「ニオイ吸い過ぎて気分が悪くなっちゃいました……。自分でやったのにも
 関わらず、アレなんですけど、今日はこれで帰らせてもらいますぅ~。」

スイマセン!!とペコリ頭を下げて、ふらつきながら玄関を出て行くブー太郎に
呆れかえった薄目のミワンコフは思った。「残されたワタシはどうなる…?」