kiske3の絵日記

一コマ漫画、トホホな人の習性、

映画批評、恐怖夜話、あらゆる

告知をユルく描いて書いてます。

痒い所に手が届かない時

2006年12月05日 | ボスヒコの「何気なく無い1日」

ここ何日間で、いいおっさんを6人ほど泣かしてきました。別にシバいたわけ
ではございません。人生相談にのっただけですが、なかなか皆さん色々悩みが
あるんですね。全員にこれからうまい事行く様に願掛けしましたが、結果は
本人の努力しだいと言う訳でぇ~、ボスヒコでございます。今日はカノリンヌ
が12/1の日記「久々のカニ祭り」で書いていた、カニ食った後、夜中に私は
どこへ出かけたのかと言う事を御教えしましょう。あんまり考えずに聞いてね。



久々にカニコースを堪能した後、満腹のみんなに何が美味かったかを聞いた所、
コース途中で出て来た「但馬牛の一口ステーキ」だった事実が全員一致した。

数時間後、各自思い思いの行動をする。私はこの旅館に到着する前に気になって
いた場所があったのでそこへワンカップ片手にぶらりと出て行った。まず、
旅館に受付のじーちゃんともめる。この時間にはどこの店も開いていないと
言ってくれるのだが、そこをなんとか「散歩」で切り抜ける。10分後に帰って
きますのでと言う事で、外に出た。さすがに寒い。早速ワンカップを開けて
呑みながら歩く。ワンカップも冷たい。ほぼ一気呑みして、身体を動かすと
ようやく血管に酒が入り、ぬくもってきた。そうこうやっている間に目的の
場所に到着。犬小屋ぐらいの小さい屋根の中に地蔵が1つある。古い町なので、
地蔵の回りもちゃんと手入れされて何も問題はない。旅館へ向かう車中で
なんとなく見た地蔵。この地蔵の裏には細い溝があり、薄いブロックのフタに
覆われている。そこがずっと気になっていた。自分の目的がわかっているもん
だから、ささっとそのブロックをどける。そこには空き缶が2、3個つまって
おり、コケや藻がびっしり出来ていた。これが都会の水なら悪臭を放っている
ところだが、そんなに臭わない空き缶やコケなど取り除いた。これで水回りは
よくなった。ちょうど地蔵がある辺りの道がカーブになっていて、ここに
空き缶がひっかかったのだろう。私は冷たくなった手をさすりながら、地蔵に
「どう、これでいいかね?」と言って、ゴミを捨てにゴミ箱を探すが全然
見つからず、しょーがないんでゴミを持って旅館に帰る事にした。受付の
じーさんにそのゴミを渡すにあたって軽く説明した。じーさんに私は感謝され
(町内会でこの話をするらしい)ぬっくぬくの寝床に入ったのである。

はい、ただこれだけの話です。良い話っぽいし、良い人っぽいので内緒にしてた
のですが、あーバラされちゃしょーがない。単なる意味不明の
10分間でございました。あの後、夢の中に地蔵が出て来たとか、帰りに麦わら帽
をかぶった少年にお辞儀されたとか、身長が190cmに伸びて、宝くじも当たって、
彼女が出来たとかなんて起こってないです。それに、その溝にゴミが溜まって
いたかなんて確率の問題だし、地蔵が私を呼んだなんて思っちゃいません。この
話は「気になったんでやりたかった」って事でちょっと掃除しただけですね。
でも、気になった事はすぐにやれば、スッキリしますよ。灯りがほとんどない
暗い所のうっすら見える地蔵見ても恐くないですから。え?コワイってか?