霧ヶ峰自然保護センター 自然情報ブログ

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木道のある風景 ~新しい木道と竹竿~

2017年11月04日 | Weblog
 今日は11月4日土曜日です。三連休の中日なのですがあいにくの天気で残念です。今朝は八島ヶ原湿原を歩いてきました。あらてめて木道っていいなと思いました。普通風景写真を撮るときに人工物があるとその人工物が写らないように工夫することが多いのですが、なぜか木道は自然に溶け込んでいて時には主役になったっりもします。人工的なものなのに不思議ですね。

 今目立っているのはツルウメモドキの実です。それともう一つ。小動物の糞です。晩秋になるとお客さんが少なくなるのが動物たちにはわかっているようでいつもよりたくさん糞を見かけます。テンの糞だと思いますがよーく見てみると種がいっぱい入っています。樹木の実をいっぱい食べたんですね。


ツルウメモドキの実


種がいっぱい入っているテンの糞


 木道にも変化があります。壊れた木道の修理が行われてました。作業をされた皆さん、寒い中お疲れさまでした。これで安心して歩くことができます。
 それともう一つ。先日ピンクのリボンを付けた竹竿が木道の湿原側に設置されました。なぜ竹竿を設置するかと言いますと雪が積もると木道が雪に覆われどこを歩いていいかわからなくなってしまうからです。雪が積もっていても木道を踏み外すと危険ですし、湿原はとてもデリケートなので雪が積もっていても立ち入らないでいただきたいのです。雪が積もっていてもピンクのリボンを付けた竹竿を頼りにして木道の上を歩いてください。よろしくお願いします。


新しい木道


ピンクのリボンを付けた竹竿を設置した木道


 お花はもうドライフラワーのようになっています。特に目立つのはハバヤマボクチ。存在感ありますね。


ドライフラワーのようになっているハバヤマボクチの花


 帰るころには霧が出始めていました。


霧が出始めた八島ヶ池


 今日雨が降ったりやんだりを繰り返しています。山らしい天気です。(F)