SIDEWALK TALK

警察に行ったのに

忌野清志郎がラフィータフィー名義でリリースしたアルバム
『夏の十字架』に「警察に行ったのに」という曲が収録されている。
この楽曲は、桶川ストーカー殺人事件がベースになっているのは明らかだ。
21歳の女子大生が犠牲となったこの事件がきっかけで、
「ストーカー規制法」が制定された。
清志郎さんは警察の怠慢な捜査に憤って、この曲を書いたと思われる。


夏の十字架 夏の十字架

 忌野清志郎 / ラフィータフィー
 価格:¥ 2,520(税込)
 発売日:2000-07-07



桶川事件と今回の三鷹女子高生殺害事件との最大の共通点は、
事前に警察に相談していたことである。
ただし今回の警察の対応は、桶川事件のそれとくらべると、
ずいぶんマシにはなっている。
しかし結果として女の子が亡くなってしまったのだから、
反省すべき点はあると思う。


素人解釈ながら、ストーカー殺人事件に関しては、
警察の対応よりも法律の方に問題があるような気がしてならない。
国家権力がプライバシーに土足で上がり込むことはご遠慮願いたいが、
今回のケースは被害者自らが警察を頼って足を運んでいる。
学校にも相談していて、できることはすべてやったといってもいい。
ならば、警察がもっと深く関われるように、法律を改正すべきだ。


清志郎さんが憤懣やるかたない気持ちで「警察に行ったのに」を書いて
早10年以上の月日が流れた。
この楽曲が風化して忘れ去られることを
泉下の清志郎さんも願っているにちがいない。

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コメント一覧

mf >> しんごママさん
https://www.facebook.com/daisuke.masuya
被害者の女の子がカワイイ(とか言うと不謹慎でしょうか?)だけに、
余計お気の毒に思えてしまいます。
18歳といえば今から青春真っ盛り、楽しいことがてんこ盛りだったはずです。
僕も好きな人を殺すという感覚はまったく理解できないんですが、
こういう事件は稀ではないので、
好きな人に殺意を抱くことは希有なケースではないのかもしれません。
ただただご冥福をお祈りするばかりです。
しんごママ
家に忍び込んでいたのでは防ぎようがないですね。...
家に忍び込んでいたのでは防ぎようがないですね。さぞかし、無念だと思います。
桶川の方ひどいですけど・・・かりに、家まで警護してくれていても家の中に潜んでいるとは思わないですよね。
どうして入れたにかも、窓があいていてもよく入ったなと思いました。
人は愛情が憎しみに変わると何をするかわかりません。
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