SIDEWALK TALK

This website is brought to you by KIRIBAKO.NET

One Year Later

2012-03-11 16:33:08 | テレビ番組
Compass_2あの悪夢から1年。
改めて自分の無力さにもどかしさを感じながら、この朝を迎えた。
けど僕にも、祈ることくらいは、鎮魂の鐘を鳴らすことくらいはできる。


あさ、TV で、吉川晃司とサンドウィッチマンが震災について熱く語っていた。
シニカルな僕にはチープなロジックにも聞こえたけど、
反面、リアルな、生な、イノセンスを感じることもできた。


その後、バスルームで歯みがきをした。
僕なりのレクイエムを聴きながら。
「 Ooh Child 」
Stan Vincent の佳曲を Daryl Hall & John Oates がカバーしたもの。


2時46分、黙祷。
「 New Age 」
  数えきれないイタミのキス
  星くずみたいに降ってくる
  何も分けあえられない
  何も抱きしめられない
  でも今夜だけは君と輝いていたい
  That's meaning of Life


狭隘な僕は怒りの矛先を、ついつい政府に、マスコミに向けてしまう。
けれど、あの日約束した「できることを できるだけやる」を
僕自身は励行してきただろうか?
あの日みつけた「希望」を、今も追い続けているだろうか?


1年前の震災、原発事故で、僕らはたくさんのインチキを目の当たりにした。
日本人の美徳であるはずの誠実さは、今、この国のどこにあるのか?
日の丸がどこで翻っていようと、僕たちは自分たちで支え合うんだ。


「復興」への道のりはまだ遠いかもしれないけど、
「希望の夢の国」へと向かって船は出航する。
その船を操る水夫たちは、かつてこの国に君臨していた古い水夫じゃなくて、
様々な苦難の末、傷つけられ、裏切られ、見捨てられた人びとなんだ。