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アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺の散歩で出会った動植物の写真を載せています。

ヘクソカズラ(屁糞葛)の花

2011-08-13 | 植物

近くの畑に植えてあるヒイラギナンテンの木をすっかり多い尽くしてわが世の春(夏?)を謳歌しているヘクソカズラ。可愛い花に似合わず、可哀想な名前がつけられたものだ。しかし、においをかげば納得。
アカネ科 ヘクソカズラ属
別名「サオトメバナ・ヤイトバナ」
撮影2011年08月12日
画像クリックで原寸

 


  細く白い虫のように見えるのが雌しべの花柱。

花冠の筒の中にはたくさんの腺毛が密生。
花冠が落ちた後には、青い萼に包まれた可愛い実が見えている。


  蔓が触れるものには何にでも巻きつく。蔓は右巻きで延びていく。


  わずかに見える葉から、下の木がヒイラギナンテン(柊南天)とわかる。

 



メモ

・別名の「サオトメバナ」は、花が田植えをする娘の帽子に似ていることから。
・「ヤイトバナ」は、花の中央の色をお灸(ヤイト)の痕に見立てたもの。
・生育地はやぶ・土手。
・花色は白色、中央部は紅色。
・花のつき方は、枝の先や葉の脇にまばらにつく。
・花びらは浅く5裂、両面に毛がある。
・葉のつき方は対生。
・茎はつる性で右巻きで数mになる。
参考文献 山渓「ポケットガイド野の花」