有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

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映らない鏡

2021年04月18日 | 山野草
標高270mの田園地帯に咲いてた花の続きです。
白花のジロボウエンゴサクが目的でしたが、もう一つ目的の花が。
それがこちらイワカガミ(岩鏡)です。

正確にはヤマイワカガミ(山岩鏡)のようなのですが・・・。
似た花にナンカイイワカガミ(南海岩鏡)が有り、同定がナンカイです。(^^;)

花の大きさはこれくらい。 

イワウメ科イワカガミ属の多年草で、中部地方の太平洋側に分布。
※図鑑に依り分布域が微妙に違っているようです。
何も冠さないイワカガミは北海道南部~九州に分布し、花の色が淡紅色。

ヤマイワカガミとナンカイイワカガミは、ヒメイワカガミの変種とされています。
ヒメイワカガミは紀伊半島、中部地方以北に分布し、花の色は白。
ヒメイワカガミの変種にしては、花に僅かな赤味が有ります。

名前に鏡が付きますが、なにも映りませんよね。(^^;)
名前の由来は、光沢のある葉を鏡に見立てたものだそうです。
葉に光沢の有る植物は、他にも沢山有るのにね。
逆光透かし撮りを試みましたが、上手く撮れませんでした。

今まで背が低いのしか見られなかったのですが、今年は例年より背が高かったです。
数も増えていて、見に行く時期が丁度良かったのか、それとも当たり年なのか?


近くに咲いていたカキドオシ(垣通し)、これはどこでも見られますね。

この時期、草原や道端、畔等で良く見ます。 

ヒメハギ(姫萩)も咲いてました。

花に見える大きく開いてるのは、花ではなく萼片です。
細かく裂けているのは蕊ではなく、付属体と言うようですが何の役目をしてるのか?

アサヒナカワトンボ(朝比奈河蜻蛉)でしょうか?
トンボも難しいですね、未成熟と成熟で色が違ってたりしますから。

キマダラヒカゲ(黄斑日陰)も見付けました。 

まだ羽化したばかりのようで、翅が伸び切ってませんでした。 

と、ここで昼食にしましょう。(^^;)
何時もの50円のラーメンに、キャベツ、ニンジン、シイタケを入れて。
中央の白いのはニンニクです、何時も刻んでましたが、今回は丸ごとで。

新緑を見ながらの昼食でした。 

次回も標高270mの田圃と小川周辺の花を。

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