有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

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尾根に咲く初めて見る花

2020年06月10日 | 山野草
尾根を歩いて初めて見る花を探します。
沢山咲いてると聞いてたのですが、なかなか見付かりません。
おかしいなぁ?と思いだした頃、それは突然現れました。
探していたのはイヨカズラ(伊予蔓)です。

これがイヨカズラかぁ・・・ここに有ると知ってればもっと早く来てたのに。
この尾根は早春には歩いてましたが、この時期に来た事が無かったのです。

イヨカズラ、別名スズメノオゴケ(雀の尾苔)、初見初撮りです。
その後、他の場所でも咲いてるのを見付けました。(^^♪

キョウチクトウ科カモメヅル属の多年草で、本州~九州の海岸沿いに分布。
と、図鑑には有りますが、ここは海岸から直線距離で約8km離れた山の上です。

花の直径は約8mm、小さいですが沢山の花を着けています。


ここのは白花(淡黄色)ですが、暗紫色のクロバナイヨカズラ言うのも有るようで。


他にそっくりさんで、本州~九州に分布するフナバラソウ(舟腹草)と言うのも有るとか。
同科同属で、花や葉の形もそっくり、違いは花の色が暗紫色で葉に艶が無い。
そして何より、海岸沿いではなく山野の草地に生育するようです。
皆さんがイヨカズラと言ってるのが、実はフナバラソウなんて事は?
でもこれは花が白いし・・・。

一先ずイヨカズラと言う事にして、別の道で尾根から下ります。
オカトラノオ(丘虎の尾)が咲き出していました。

サルトリイバラの実も生っています。

終わり掛けのイボタノキ(水蝋木)の花。
蕊が花冠からあまり突き出していません、そっくりなネズミモチは蕊が突き出ます。
そしてイボタノキは落葉で、ネズミモチは常緑。


こちらはトウネズミモチ(唐鼠黐)。

イボタノキと同じモクセイ科イボタノキ属ですが、中国原産の帰化種。

おまけの尾根で録ったウグイスの声。
こんなウグイスの声を初めて聞いたので録ってみました。

次回は珍しく遠出して撮った花を。
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