有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

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イヌセンブリを見に

2021年11月07日 | 山野草
薬草になる植物は沢山有りますが、名に「イヌ」が付くと役に立たないようで。
そんなイヌの名が付く花を、とある休耕田と言うか放棄田へ見に。
近くで見付けたマユタテアカネ(眉立て茜)の褐色班の有る種類。

マユタテの印の●●がかなり薄かったです。 

ヤマラッキョウ(山辣韭)にイチモンジセセリ(一文字挵)。 

そして目的のイヌの付く薬草、イヌセンブリ(犬千振)です。 

リンドウ科センブリ属の越年草で、本州~九州の湿地等に分布。 

環境省の絶滅危惧Ⅱ類、愛知では準絶滅危惧指定。
こちらでは準指定の割に、近隣では見られる所をここしか知りません。
しかも年々減少、今年は4株しか見られませんでした、多年草ではない事も減少の要因かも。
何処他にかにないかなぁ?

近くにアカバナ(赤花)が咲いてました、ここでは初めて見ます。 

図鑑では7~9月が花期、例年この時期には咲いてなかったのかも。
これも温暖化のせいでしょうか?

花にたっぷりの雫を付けてたノコンギク(野紺菊)。 

雨も降らないのに何故か濡れてました。 

サクラタデ(桜蓼)も咲いてます、これも今まで気付かなかった花。 

やはり放棄田に群生してました。 

こんなのも咲いてました、時期外れのスミレ(菫)です。
とは言っても、この時期に咲く場所が他に2ヶ所有りますけど。

石の上に居たのはマイコアカネ(舞子茜)のようです。
顔の青味が少し薄いので確定できません、ヒメアカネの可能性も有りで。
大きさからマイコアカネとしてみました。

電柵の支柱に居たのはアキアカネ(秋茜)のようです。  

↑と同じ個体です。
背中が赤いですが副性器が無いようなので♀で、背面が赤くなる種類。

こちらも♀で、背面が赤くならない種類。 

あちこちで環境や気候変動で、在来の山野草が減少してます。
COP26が開催されてますが、相変わらず大国の足並みが揃わないようで。
かく言う我が国も、石炭火力を止めないと諸外国から顰蹙(ひんしゅく)を買ってるようで。
更に某自動車会社は、脱炭素で世界の大手10社中最下位の名誉を頂いたとか。(^^;)
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