有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

豊作の予兆

2024年06月08日 | 山野草
知人から珍しいのが見られたと連絡が入り早速行ってみました。
それは花ではなく、水田に突然発生するホウネンエビ(豊年蝦)。
一度見てみたいと思ってたものの、見られないままでした。

節足動物門、鰓脚網、無甲目、ホウネンエビ科だそうで、体長15~20mm。
水田の水の中に居るので上手く撮れませんでした。(網を持って行かなかったのが失敗)
水面が太陽光の反射で青くなってしまうので、閃光撮影で撮ってます。

毎年発生せず、同じ所に発生するとは限らず、なので今まで見る事が出来ませんでした。
周りの田圃には居ず、この田圃だけに居るのも不思議。

良く見ると無数に泳いでいます、白矢印の黄色の部分が卵。
ここで産卵すれば来年もここで見られる・・・のかどうか?
突然現れるので、これが見られた年は豊作になると言われる事が名前の由来。
見られる時期は田植え後(5~6月)の一ヵ月ほどだけです。

ホウネンエビを見に行った序に、近くのコモウセンゴケ(小毛氈苔)が咲く所へ行ってみました。
先に見付けたのがコケオトギリ(苔弟切)の黄色の花。

オトギリソウ科オトギリソウ属の1年草で全国に分布。 

花の直径は5~7mm、ちょっとピンボケでした。(^^;) 

花は普通5弁ですが4弁のも有りました。 

コモウセンゴケ(小毛氈苔)としますがトウカイコモウセンとの区別が・・・。(-_-;) 

モウセンゴケ科モウセンゴケ属の多年性食虫植物で宮城~沖縄に分布。 

花序の先は巻き片側に花を着けます。 

ところが、ここではこんなに沢山蕾を着けたのも見られます、先端も巻いてません。
何時もの湿原ではこんな花序は見られません。

花は4~5弁で直径6~8mm。 

道路脇の水が滲み出る2m足らずの斜面に沢山自生。
地元民が通行の邪魔になる草を刈ってるので毎年見られてます。
残念ながら刈った草をそのままにしてるので、枯れた草に覆われた所がかなり消滅しました。

花を幾つも付けた株も有りました。 

こんな塊が幾つも見られます。 

葉の拡大です、果たしてコモウセンなのかトウカイコモウセンなのか? 

トウネズミモチ(唐鼠黐)。 

モクセイ科イボタノキ属の常緑小高木で、中国原産の帰化種。 

在来のネズミモチも花弁から蕊が突き出ますが、こちらは更に長く突き出ます。
ネズミモチの葉は丸っこいですが、トウネズミモチは先端が細くなります。

初見初撮りのホウネンエビが見られた日でした。
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