有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

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低山は咲き出す花に終わる花(2)

2024年05月11日 | 山野草
昨日の続きです、この山にはズミ(酸実)が点在しています。

深山ではないのですけどミヤマヨメナ(深山嫁菜)が咲いてました。 

キク科シオン属(ミヤマヨメナ属)の多年草で本州~九州に分布する日本固有種。

 野菊の類は秋に咲きますがこれは春に咲きます、花の直径は3~4cm。 

ツクバネウツギ(衝羽空木)もこの山には多いです。
コツクバネウツギ(小衝羽空木)も有ったはずですが場所を忘れてしまいました。(^^;)
ツクバネウツギの萼片は5枚、コツクバネウツギは2~3枚。

カザグルマ(風車)が咲いてましたが既に少し変色が始まってました。
キンポウゲ科センニンソウ属の蔓性落葉木で本州~九州北部に分布。
他では花の色が淡紫色~白のようですが、こちらでは白しか見られません。(T_T)
花の直径は7~12cmと大型。

環境省の準絶滅危惧(NT)、愛知では絶滅危惧ⅠB(EN)に指定されてます。
花弁に見えるのは萼で花弁は有りません、変色が見られない大写しで撮ってみました。

タンザワウマノスズクサ(丹沢馬の鈴草)がまだ咲いてました。 

大きな葉の透過光で撮ってみました。 

唇弁が淡紅色のエビネ(海老根)。 

淡紅紫色と言った方が良いのかな? 

背景をぼかすのが難しい場所でしたが、近寄って何とか。 

前出とは別のカザグルマ、こちらの方がまだ新鮮でした。 

とは言え二日ほどで変色してしまうのが困りもの。 

ヒトツバタゴ(一葉田子)、通称ナンジャモンジャ。 

モクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉高木で長野・愛知・岐阜・対馬に分布。
自生のものは環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)、愛知では絶滅危惧ⅠB類(EN)指定種ですが・・・。
植栽物がいたる所で見られます。(^^;)

道中に咲いていたキリ(桐)の花。
キリ科キリ属の落葉高木で中国中部原産の帰化種。

高木で高い所に花が咲くので接写するのは難しい花。
しかしホウノキと違い下を向いて咲くのでなんとか撮れます。

気温も高くなり葉が茂り始め、草本より木本の花が多くなって来ました。
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