有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

赤い花を見に林道を1km

2024年05月14日 | 山野草
林道に赤い花を見に行って来ました。
載せるのが遅れ、少し日にちが経ってしまってますけど。(^^;)
途中に咲いてたコマユミ(小真弓)。

なかなか上手く撮れなくて、結局黒背景を選んでしまいました。 

林道を1kmほど歩き赤い花の場所へ、目的のヤブウツギ(藪空木)が咲いてました。
一週間前に見にた時は蕾で撮れず、しかしこの日は既に終わり掛けの花も。
早いですね「あっ!」と言う間に花が終わってしまいます。

スイカズラ科タニウツギ軸の落葉低木で山梨以西~山口と四国に分布する日本固有種。 

良く似たタニウツギ(谷空木)は淡紅色で北海道~本州の主に日本海側に分布する日本固有種。 

タニウツギよりもこちらの方が分布域が狭いです。 

目的の花が撮れたので、途中で見付けていた花を撮りながら戻ります。
タツナミソウ(立浪草)。

シソ科タツナミソウ属の多年草で本州~九州に分布。

残念ながらこれも既に終わり掛け、右側の株は既に花が全部落ちてました。
例年よりかなり早く咲いてたようで、見に行かない内に終わってしまうかも。

かと思えば日陰の暗い所に残っていたキンラン(金襴)。
ちょうど木漏れ陽が当たって浮き上がってました。

上からも撮ってみました。 

マルバウツギ(丸葉空木)。
アジサイ科ウツギ属の落葉低木で関東以西~九州に分布する日本固有種。

分布域が北海道~九州の記載も有り迷いました。
国立開発研究法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 多摩森林科学園の記述を採用。

こちらは「卯の花」で知られるウツギ(空木)、詳細は省略。(^^ゞ 

場所を変え様子を見に行ったフタリシズカ(二人静)。
まだ行くのが早く僅かしか咲いてなく、花序が2本だったのはこの株のみで他は一本でした。
花序が一本ではフタリシズカにならないので以下全て同じ株です。

センリョウ科チャラン属の多年草で北海道~九州に分布。 

雄蕊3本、外側の雄蕊の花糸が内向し内側の雄蕊と雌蕊を包み込みます。
なのでとても花とは思えない形に。

また場所を移し杉の木に着いたセッコク(石斛)を見に行きました。 

ラン科セッコク属の多年草着生ランで、これまた分布域の記述が様々。
岩手県のRDBに「分布の北限にあたる」の記載が有りましたので岩手~沖縄としておきます。

環境省は指定外ですが、愛知では準絶危惧(NT)指定種、38府県で絶滅危惧指定となってます。 

今回は黒背景の花が多くなってしまいました。
花の時期が良く分からなくなっており、今期は見逃す花が多くなるかも?


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