自由人になろう その23

2018年も11月中旬に差しかかった頃ですが。





実は、

契約書は取り交わしたものの、まだ購入には至っていませんでした。





土地登記の地目の関係で、いろいろありまして。

土地家屋調査士さんとの諸々の調整で、もうしばらくかかりそう。





もし、
調整が上手くいかなかったら。

これまで相談してきた金融機関との話が滞るかも。





そんなこんなで。

足踏み状態が続いていました。





でも。



「焦らなくていい。」

自分で自分に、たまに言い聞かせてました。



一つずつ、クリアにしていこう。





稚内にも、

やっと遅い初雪が降った頃、そんな心境で過ごしてました。





by Ｋｉｒａ

自由人になろう その22

2018年11月。



建物の、電気も水道もちゃんと手続きを済ませたし。

いろいろとやってみようかな、と。





天気の良いお休みの日。



ちょっくら荷物運びも兼ねて。
上勇知へ車を走らせました。





今回は、

足が底冷えしないように、
ルームシューズを持参しました。



そして。



エプロンもね。

洗い物とかも、するつもりだったから。



誰もお客さんはいないけど。

ちょっとだけ、カフェのマスター気取りです。





まだまだ引越も先だし。

ましてや、カフェをいつかやるとしても、それはもっと先。





でも。

近いうちに、友達くらいは呼びたいと思っているので。



ちょっとだけ、練習です。





孝子さんが置いてってくれた紅茶がありました。

とっても香りが良かったので、自分で淹れてみました。





良い紅茶は、僕みたいに力量がなくても、美味しく入りました。





なんだか。



「ここは僕の居場所だ」





と、しっくり来るようになりました。





by Ｋｉｒａ

自由人になろう その21

平日じゃないと、

いろいろと出来ないこともあるので。



有休をもらった、とある11月の金曜日。





リフォームの相談です。



この建物の修理など、これまでも請け負ってくれていた業者さんと、
現地で待ち合わせ。

いろいろと、僕がしたいリフォームの意向をお話しして。

まずは、見積を出してもらうことにしました。





来てくれたのは、社長です。
（若いけど、頼もしい人ですよ）



誰よりも、建物のことを分かっている方だったので。

暖房の使い方や、水回りのことなんかも相談して。
この機会にいろいろと教えてもらいました。





あ、そうそう。



僕が着いた時、玄関に何か紙がはさまっていて。

見てみると。
浄化槽の業者さんからのものでした。



すぐに電話したら、ちょうど沼川にいるということで。
その足で、上勇知に来てくれました。



実際に、屋外の浄化槽を見せてもらいながら、
説明もしてくれて。

こちらも、いろいろと分かりました。





さて。



これからは電気も水道も使うし。

ブレーカーも上げっぱなしにしてきたし。



ちゃんと、電気と水道の手続きもしてきました。





また一歩。



「僕の家」になってきました。





by Ｋｉｒａ

自由人になろう その20

初めて、誰もいなくなった上勇知の建物に入った、

その翌日。



「今日も、ちょっくら行ってこようっと」



せっかくだし。

少しずつ、荷物を運びつつ、
中をじっくり見に行くことにしました。





夏物衣類を仕舞ったケースを、1つずつ。

お家に貯まった雑誌類も何冊か、カフェスペースに置こう。



そんな感じで、少しずつお引っ越し。





建物に着くと。

前日よりも、ちょっと勝手が分かっているので。



いろいろと見ながら。

いろんな物の置き場所を考えたり、採寸してみたり。





ん？

暖房のパネルヒーターのスイッチが分からないぞ？



少し冷えてきたし。

冬も近いから、そうすぐに確認しなきゃね。





今度、この建物のリフォームをお願いするつもりの会社は、

誰よりもこの建物を熟知しています。



次にアポを取る時に、聞くことが山ほどあります。





少しずつ。

僕のものになりつつある感じ。



なんか、良いね。





焦らず。

少しずつ、前へ進んでいこう。





稚内の長い冬が始まる、一歩手前でした。





by Ｋｉｒａ

自由人になろう その19

2018年、秋も深まってきた頃。



孝子さんが上勇知を離れて、最初の週末。



まだ、建物から何から、
正式には、僕のものにはなっていないのですが。

既に鍵は預かっていたので。

僕は、入り放題です。





まずは、引越を済まされた後の、建物の中の状態を確認しなくちゃね。

さすがに、孝子さんが住まわれていた時には、
そんなに、くまなく見ることはしませんでしたし。



リフォームプラン、考えなくちゃ。





上勇知に着いて。



建物に着いて。



玄関を開けて。



最初に感じました。





『あぁ、やっぱりここだ。

　なんかとても良い。』





自分が住む場所って、

初めて入った時に、感覚で分かるものが、ありますよね。





2階のカフェスペースに行って。

まずは、持参したラジカセをかけて、音を流してみました。



無音だと、少し寂しいしね。

気分を上げてみました。





一通り見て。




うん。

カフェスペースは、もうそのまんま使えるね。

お洒落なカップ類は、ほとんど置いてってくれたし。





紅茶やハーブティーも、残ってました。

これは、自分で淹れて飲もうっと。





何よりも気に入ったのは。

英生さんのアトリエだった部屋。



僕のリビングにしようと思ってるんだけど。



板張りの床に、

良い感じに絵の具が染みついています。



これは、素敵すぎるので、

あえて塗ったり貼ったりせず、絶対このままにします。





いろいろ見て。

まずは、簡単なリフォーム案を考えてみたり。





これから、自分の空間にしていく。

なんだか、楽しみが盛りだくさんです。





by Ｋｉｒａ