話し上手になりたいね

たまにこっちに書くね。



備忘録的な位置づけと、
店主として『こんなことも心がけているよ』的な。

気が向いたら、読んでね。



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つくづく。

「話し上手になりたい」

こう思います。





多くの方は

『ラジオとかでも喋ってるしょ』
『え～？すらすら話してるじゃん』
『いろんなお客さんと話せてすごいよ』

なんて言ってくださる訳ですが。





たぶん。

立て板に水を流すように、
理論立てて、順を追って話すことは、訓練だけで出来ると思います。



でも、

僕が目指すのはそこじゃないんだな～。





僕の話を聞いたお客様に、

『すごい』とか
『話が面白かった』とか。

そう思われたい訳ではないのです。





ただ、



お客様に

『あそこの店にいると、なんかホッとする』

そう思われたいだけです。





よく言うところの、

【話し上手は聞き上手】

つまり、

究極的には、
僕がほとんど話さなくても、お客様に安心感を与えられるのがゴールかもね。







この永いコロナ禍。

店主として、
いろんな想いがあります。



それでも、
これだけは守ろうと決めていることがあります。



それは、

【お客様の顔が、お金に見えるようには絶対ならない】

ということ。





いろんなお客様がいらっしゃいます。



いつも、お飲み物だけをご注文なさる方。
いつも、ケーキもセットにしてくれる方。
いつも、キャンドルも選んでくれる方。

すべて、当店をご贔屓にして、来てくださるお客様です。



外出自粛ムードの中、売り上げが落ち込むと、
当たり前ですが【お金】というものを考える機会が増えます。

そんな心持ちであっても、

「こんな時でも来てくださるだけでありがたい！」

この気持ちを忘れないようにしたい、そう自分に言い聞かせています。





でも。



僕だって人間ですし。
気持ちの焦り、いろんな感情が迷走していることがあります。

そんな気持ちがにじみ出た時、
僕の言葉が、お客様に嫌な気分をさせてしまったこともあると思います。



『なんでこういう言い方をするのだろう？』
『この前来た時となんか違うな～』

そんな不快な思いをさせてしまった方には、
誠に申し訳なく思います。

ごめんなさい。







マスクのお話も少しだけ。



マスクで口元が見えないのって、
やはり不便ですね。

お互いの表情が、分かりにくい。

目は笑っていても、
やはりお口も含めた満面の笑顔が見えた方が嬉しいですよね。



それって。

お客様から見た僕の表情にも同じことが言えますよね。



本来なら、表情で伝わるものが、マスク越しだと分かりにくい。

言葉によっては、
冗談で言っていることが、冗談として伝わらなくなったり。

笑顔で言っていれば全然きつくない言葉も、
言葉だけで聞くと、なんだか厳しく言われているように感じられることもあったり。



なので。

マスク越しであっても、
僕がご機嫌でいることが伝わるように。

そんなことも意識しています。







いろいろ考えるけど。

なかなか、話し方は上手にはならないよ。



でも。



話し上手になる一番の方法は、

テクニックを学ぶことではなく、
相手を思いやりながら話すこと、これに尽きることだけは分かっています。





歳ばっかり食っても、なかなか大人にならんもんだ。

知命のオッサンなのにね。





by Ｋｉｒａ