花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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2020年総集編 花100選

2020-12-31 | みんなの花図鑑

2020年も終わりを告げようとしています

今年の9月で、大分に移住して丸1年

長崎在住時のように、珍しい野草の自生地を把握していない大分での花散策

私の好きな、キモイ腐生植物や寄生植物、ランの類にはあまり縁がなく、いまいちであった大分2020でした

そんな中でも、出会った野草の中から100種をピックアップして今年の締めにしたいと思います

 

1.春のお花🌺

 

No.1 サンヨウアオイ

大分県準絶滅危惧種

2月に花が咲いているのを見つけてビックリ!

そんなに早い時期に咲くカンオイがあったのか😅

 

No.2 ユキワリイチゲ

大分県絶滅危惧Ⅱ類

今年は多くの自生地を見つけた

しかし、その中には、大雨で土砂が流れ込み、土の下に埋まってしまった自生地もあった

 

No.3 サバノオ

長崎県では、ほとんど見る事ができないサバノオだが、大分ではたくさんの自生地があった

 

No.4 アマナ

長崎県では準絶滅危惧種だが、大分県では普通種

春には多くの出会いがあった

 

No.5 フクジュソウ

大分県絶滅危惧ⅠA類

大分県では近場で見ることができて幸せ

 

No.6 シオミイカリソウ

環境省準絶滅危惧種

海の近くで咲くシオミイカリソウ

なかなか清楚な雰囲気の花でいいね!

 

No.7 アズマイチゲ

大分県絶滅危惧ⅠA類

過去何度も訪れている自生地で、まだまだ素晴らしい群生を維持している

 

No.8 ハシリドコロ

始めて見た花

 

No.9 カタクリ

湿性花園の植栽株

自生地は遠いんですよねぇ

 

No.10 キスミレ

大分県絶滅危惧Ⅱ類

近場で大群生を見ることができる

 

No.11 イチリンソウ

車道脇で沢山の花を咲かせていてビックリした

こんなところもあるんだなぁ

 

No.12 バイカイカリソウ

特に珍しい植物ではないが、これは市街地に自生しているですよ

街中にバイカイカリソウが自生している場所なんて聞いたことがない

 

No.13 ヤマブキソウ

熊本県絶滅危惧Ⅱ類

久しぶりに見たなぁ~

井原山のヤマブキソウがなくなって以来(*^^*)

 

No.14 エヒメアヤメ

環境省絶滅危惧Ⅱ類

多くの花を見る事ができたが、地元の方いわく、だんだん少なくなっているとの事

 

No.15 ヤマシャクヤク

環境省準絶滅危惧種

大群生地を教えてもらった

確かに凄まじい数のヤマシャクヤクがあり、圧倒された

花弁が沢山ある株もあり、蓮の花のようだった

 

No.16 ミチノクフクジュソウ

環境省準絶滅危惧種

ミチノクフクジュソウってフクジュソウより遅く開花するのかな?

萼片がフクジュソウより短い

 

No.17 フタバアオイ

これは、あちこちで多く見られた

一番水の自生地は土砂に埋まってしまったようですね

 

No.18 ミヤマエンレイソウ

大分県絶滅危惧Ⅱ類

私には、あまり縁のない植物でしたが、ようやく見ることができました

 

No.19 ルイヨウボタン

大分県絶滅危惧Ⅱ類

ヤマシャクヤクの近くで花を咲かせていた

 

No.20  キリシマテンナンショウ ミドリテンナンショウ

大分県には自生していないはずなのに、2箇所で発見

花が緑のミドリナンショウも一緒に自生していた

 

No.21 サクラソウ

環境省準絶滅危惧

乾燥気味の自然林林床に群生していてビックリ

湿潤な環境を好む植物では?

 

No.22 ツクシシオガマ

大分県絶滅危惧Ⅱ類

半寄生植物のちょっとキモイやつ

 

No.23 イワカガミ

大分県準絶滅危惧種

困難な舞鶴新道の岩尾根に群生するイワカガミ

ハードな尾根登りの途中で、安らぎを与えてくれた

 

No.24 キバナチゴユリ

大分県絶滅危惧Ⅱ類

あまり花が開かない植物のようだが、もうちょっと開花しても良いのでは?

 

No.25 クマガイソウ

環境省絶滅危惧Ⅱ類

200株ほど群生する場所へ行ってみたが、花付も良く圧巻

 

No.26 コクワガタ

あまり見かけない植物だが、あるところには沢山あるものですね!

 

No.27 クララ

長崎県では見たことがないクララが、とんでもない規模で群生していた

感動😍

 

No.28 チョウジソウ

環境省準絶滅危惧種

草刈りする方もわかっているようで、この植物だけは、刈り取られていない

 

No.29 イワギリソウ

環境省絶滅危惧Ⅱ類

国東の山深い岩場で、ひっそりと花を咲かせていた

 

No.30 マメヅタラン

環境省準絶滅危惧種

岩に張り付く小さなラン

花も小さく、肉眼ではよく見えない

 

No.31 サルメンエビネ

環境省絶滅危惧ⅠB類

最近は植栽株しか見ていないので、久しぶりに自生株に出会えて嬉しかった

 

No.32 ササバギンラン

大分県絶滅危惧Ⅱ類

普通のギンラン同様、あまり花が開かないみたい

 

2.夏のお花🌺

 

No.33 ケナシベニバナヤマシャクヤク

大分県絶滅危惧ⅠB類

念願のご対面を果たし嬉しい限り

長崎近辺にはない植物

 

No.34 ミヤマコナスビ

藪こぎしていた、小さな渓流で大群生を発見

ビックリするほどの群生だった

 

No.35 ヨウラクツツジ

環境省絶滅危惧Ⅱ類

舞鶴新道の厳しい尾根に自生していた

初のご対面で感激

 

No.36 クロフネサイシン

環境省準絶滅危惧種

終盤の花を見つけた

 

No.37 イナモリソウ

崖の少し高いところに自生していた

水はけの良いところを好む植物なのか?

 

No.38 マイヅルテンナンショウ

環境省絶滅危惧Ⅱ類

湿潤な場所を好むテンナンショウ

 

No.39 オオヤマフスマ

長崎県には自生せず、佐賀県では絶滅

 

No.40 ヒュウガトウキ

環境省絶滅危惧Ⅱ類

こんな冴えない花を遠方まで見に行く人はいないでしょうが、私にとっては魅力的な植物

春に葉を見つけて、花期を楽しみにしていた

 

No.41 ツレサギソウ

大分県絶滅危惧Ⅱ類

この手の植物は、緑っぽい花が多いのだが、これは色白でちょっと可愛らしい

長崎県北部の草原では、盗掘で全滅

 

No.42 ショウキラン

大分県絶滅危惧Ⅱ類

大好きな腐生ランだが、傷んだ花ばかりでがっかりした

 

No.43 マルバコウツギ

初めて見るウツギ類で興味津々

熊本県、宮崎県、大分県、岡山県にのみ自生するようだ

 

No.44 ヤマオダマキ

大分県絶滅危惧ⅠB類

これは、くじゅうの株だが、豪雨被害で自生地どうなったかな?

 

No.45 ノハナショウブ

大分県準絶滅危惧種

野草に詳しくない人だったら、園芸用の株が野生化したのだと思うかもしれませんね

 

No.46 アギナシ

大分県絶滅危惧Ⅱ類

湿性植物は、自生地である湿地の開発等で、絶滅危惧指定されているものが多いですね

 

No.47 コバノトンボソウ

大分県絶滅危惧ⅠB類

大分県では、大変希少な存在みたい

これも湿地の減少で、生息適地が限られているからだろう

 

No.48 ヒメユリ

環境省絶滅危惧ⅠB類

盗掘が多いようですね!

これを撮影した草原では、もうあまり見られません

 

No.49 タシロラン

環境省準絶滅危惧種

長崎県では、大変多く見られましたが、大分県では探すのに苦労しました

こういう気持ち悪い花を咲かせるのが好きなんですよねぇ~

 

No.50 マヤラン

環境省絶滅危惧Ⅱ類

タシロランを探している時に偶然見つけた

大分でも見れるとは思わなかったので、感激

 

No.51 マイサギソウ

大分県絶滅危惧ⅠB類

長崎県では見かける事がなく、天山で観察していたが、大分県では3箇所の自生地を見つけた

でも大分県ではⅠB類なので、かなり希少な部類の植物のようだ

 

No.52 ケイビラン

大分県準絶滅危惧種

岩山が好きな私は、頻繁に見けかる植物

ですが、長崎近辺では一度も見たことがない

 

No.53 シマサクラガンピ

大分県準絶滅危惧種

花はキガンピと同じだが、葉が互生

当初、ガンピと同定していたが、シマサクラガンピだと判明

初見の植物であった

 

No.54 ヤマユリ

もともと九州には自生していなかったが、本州から持ち込まれ野生化したもの

竹田市では、沢山生息しているようだ

 

No.55 オオナンバンギセル

ナンバンギセルより大きく、ピンクが鮮やかで美しい

大好きな寄生植物

 

No.56 ハクウンラン

近場の自生地を教えてもらい、一株だけ自生を確認

菊池渓谷の自生地も訪ねてみたが、一株も見られず呆然とする😲

 

No.57 ミズチドリ

大分県絶滅危惧Ⅱ類

炎天下の中、長靴を履いて自生地へ

ちょっと時期が遅かったのですが、一株だけ見つけました

 

No.58 シシンラン

環境省絶滅危惧Ⅱ類

脊振山系へ遠征した時、ついでに観察

高いところに着生している株が多く、望遠レンズが必要

 

No.59 オニコナスビ

環境省絶滅危惧ⅠB類

ちょっと時期が遅かったのか、傷んだ花しか残っていなかった

残念😂

 

No.60 ムカデラン

環境省絶滅危惧Ⅱ類

岩や樹木に着生する小さなラン

国東の岩山あたりには沢山自生しているかもしれないね

 

No.61 ホンゴウソウ

環境省絶滅危惧Ⅱ類

長崎遠征で自生地を訪れたが、しぶとく生き残っていた

林床の藪化で、近い将来消滅するのは間違いない

 

No.62 キバナノヒメユリ

環境省絶滅危惧ⅠA類

ノヒメユリの黄花品だが、なぜか品種ではなく変種とされている

10年程前までは、ほうぼうの草地で見られたが、いまでは限られた場所でしか観察できない

以前ブログで、キバナノヒメユリと、ある人工物が同時に写った画像を投稿したところ、場所を特定され、すぐさま盗掘されてしまった

軽率であった

 

No.63 ノヒメユリ

環境省絶滅危惧ⅠB類

キバナノヒメユリと同様、ほうぼうの草地で見られたが、消滅した場所多数

 

No.64 ヤツシロソウ

環境省絶滅危惧ⅠB類

阿蘇の草原に咲くこの花は、気品があり美しい

 

No.65 カノコユリ タキユリ

環境省絶滅危惧Ⅱ類

美しいユリで、夏の海岸を彩る

オリエンタルハイブリッドの原種の一つ

 

No.66 アソタイゲキ

環境省絶滅危惧ⅠB類

阿蘇で撮影している時は、タカトウダイだと思っていたが、果実の突起を拡大してみるとアソタイゲキだと思われる

いいもの見つけて感激だ

 

No.67 オグラセンノウ

環境省絶滅危惧Ⅱ類

もう遅いと思いながらも自生地を訪ねてみたが、まだ花を咲かせていてラッキー

 

NO.68 バアソブ

環境省絶滅危惧Ⅱ類

ツルニンジンよりいち早く花を咲かせるバアソブ

今年は、ツルニンジンかバアソブかわからないような株に翻弄された

 

No.69 タチフウロ

熊本県準絶滅危惧種

阿蘇で沢山自生している場所を見つけた

今まで、あまり見かけない植物だったので嬉しかった

 

No.70 ギンバイソウ

阿蘇へ行ったついでに、自生地を訪問した

大分県でも、沢山自生している場所を発見

 

No.71 フシグロセンノウ

大分県準絶滅危惧種

薄暗い森の中で咲くオレンジの花は、とても目立っていた

 

No.72 オオヤマハコベ

白岩山で見つけた初見の植物

とても小さい花だが、写真で拡大してみると、なかなかの男前

 

No.73 キレンゲショウマ

環境省絶滅危惧Ⅱ類

祖母山系では、高いところに一輪しか咲いていなかったので、白岩山でリベンジ

ちょっと時期的に遅かったが、まだ沢山の花が咲いていた

 

No.74 ミヤマカラマツ

大分県絶滅危惧ⅠB類

花糸の下が細くなり、棍棒なような形状となる

花を拡大して見ると、なかなか美しい

祖母の渓谷で撮影

 

No.75 シラヒゲソウ

大分県絶滅危惧Ⅱ類

草むらに点々と白いものが見えたので、何だろうと思ったのだが、シラヒゲソウの花だった

 

No.76 イヨフウロ

環境省準絶滅危惧種

由布岳やくじゅう近辺では、多く見られる植物だが、実は準絶滅危惧種

よく訪れる草地で撮影

 

No.77 ミシマサイコ

環境省絶滅危惧Ⅱ類

なんだか冴えない花だが、絶滅危惧種なのでピックアップ

俵山あたりでは、比較的良くみかけるが、大分県ではあまり自生していないようですね

 

No.78 ヒゴタイ

環境省絶滅危惧Ⅱ類

やっぱり、倉木山のヒゴタイは選んでおかないとね

 

No.79 ゴマノハグサ

環境省絶滅危惧Ⅱ類

ブログ等には載っていない、マイナーな草原を歩いていると、ゴマノハグサを発見

長崎では多く見られるが、大分県では初めて見つけた

 

No.80 ミズオトギリ

特に珍しくはないのですが、かわいい花なので選出してみました

 

No.81 チョウセンキンミズヒキ

環境省絶滅危惧Ⅱ類

やっと明確な特徴を有するチョウセンキンミズヒキに出会うことができた

 

No.82 ツクシクサボタン

宮崎県絶滅危惧ⅠB類

白岩山で出会った可愛い花

一目惚れでした

 

3.秋の花🌺

 

No.83 コウリンギク

環境省絶滅危惧ⅠB類

あまり綺麗に咲いている株がなかった

後日再び訪れてみると、きれいさっぱり草刈りされていた

これじゃ~ そのうち無くなてしまうかもね

 

No.84 アカササゲ

環境省絶滅危惧ⅠB類

かなり希少な植物ですが、人里近い場所に自生しています

草刈り被害にあう事も多いのでは?

 

No.85 シノノメソウ

環境省絶滅危惧Ⅱ類

祖母山系の自生地は有名ですが、くじゅう近辺の人工林を藪こぎ中に、沢山の株を発見

次回は、そちらへ観察に行ってみよう

 

No.86 チャボツメレンゲ

環境省絶滅危惧Ⅱ類

国東の岩山に潜んでいるが、数は少ない

福岡の自生地には多くの株が見られるが、遠いんですよねぇ

 

No.87 ツクシカシワバハグマ

大分県絶滅危惧Ⅱ類

カシワバハグマと違い、総苞片に細毛がある

初見の植物で、感激

 

No.88 ミツデコトジソウ

高知県、鹿児島県に分布するとされているが、論文によると祖母山系にも自生するらしい

私が見つけたものは、葉の特徴からミツデコトジソウだと判断した

 

No.89 ダイモンジソウ

熊本県準絶滅危惧種

黒髪山系に行けば、多くの場所に自生しているが、大分県では絶滅危惧ⅠB類で見るのは難しいだろう

これは阿蘇登山の際撮影したものです

 

No.90 シデシャジン

大分県準絶滅危惧種

草むらに群生している場所を見つけ、大興奮

スズムシバナも沢山花を咲かせていた

 

No.91 シオガマギク

半寄生植物で、私好みなので選出してみた

 

No.92 ヤッコソウ

宮崎県絶滅危惧Ⅱ類

延岡まで、キモイ寄生植物を観察に出かけた

とても花には見えないね😅

 

No.93 クロクモソウ

宮崎県の白岩山で観察

祖母山系でも見つけたが、花の咲く前だった

大分県では絶滅危惧Ⅱ類

 

No.94 ラセンソウ

長崎では見たことがないラセンソウ

美しい花ではないが、初見の植物という事で選出

 

No.95 タカネハンショウヅル

今年は沢山の自生地を発見した

絶滅危惧種ではないので、これから見かける事も多いだろう

 

No.96 ブゼンノギク

環境省準絶滅危惧種

本場、国東半島でブゼンノギクをたらふく堪能

険しい岩場に咲き誇る野菊の花は美しかった

 

No.98 ムラサキセンブリ

環境省準絶滅危惧種

人に好まれる花は盗掘も多い

由布岳付近の株もそのうち無くなってしまうのでは?

 

No.99 ツメレンゲ

環境省準絶滅危惧種

鋸山登山道付近の株は、すっかり消えてしまいましたねぇ

初夏の頃までは、まだそこそこ残っていたのですが、盗掘でしょうか?

もう人がこない奥地へ見に行くしかないのかも

 

No.100 リンドウ

最後を飾る花を何にしようか迷ったのですが、私の中で大分県の秋の花を代表するようなリンドウを選んでみました

長崎県ではめったに見られないリンドウに大分県ではよく出会います

可愛くて、素敵な花じゃないですか😍

 

2021年はコロナが収束し、平穏な日々をおくれますように

それでは、良いお年を(*^▽^*)