きもブログ

 「いやどみ☆こ~せい」のブログ。
後悔と、
希望。
これまでも、これからも、今を刻むブログです。

ウムイ

2009年12月11日 00時25分03秒 | Weblog
ホワイトボードに稽古日程を書いた。

来週から、通し開始。

他校さんから見たら、「は?」かも知れませんが、インフルと修学旅行、あと色々なコラボで、これが現状です。

一昨日の稽古は、「有志」の三人で「口を大きくあけようの運動」。
顧問は病院で定期検査。

また、自分たちの上演作品以外に与えられた台本が、二つ……。

とても行ける状況ではないが、こんなんじゃ行かなくてはどうにもならない、稽古場。

深夜の帰宅。

貧血になる暇がない。



顧問としてはじめて九州大会に出場したのは、五年ほど前だった。
前の勤務校。「演劇」と出会った場所。

全てが初めてで、初顔合わせの「打ち合わせ会」では、他県の生徒、顧問たちが別次元の人たちのように感じられた。

リハに音源MDを忘れるというハプニングに見舞われ、持参したパソコンで編集作業にうちこんだ本番前夜。

あっという間に終了した、上演。


そして、大会後の、沖縄代表の生徒たちとの食事。

皆で楽しく話していると、いきなり唄いながら踊り出す沖縄の生徒たち。

「楽しくなると体が勝手に踊り出すんですよ。沖縄のDNAです。」と、踊りながら生徒たちが説明。
うちら佐賀人たちは、踊りたいけど、気恥ずかしい、そんな様子。

「九州大会」を感じたのは、五年前のその瞬間だったような気がする。


2008年。二度目の九州大会。
僕は二度目でも、学校は創設以来の九州進出。

初めての沖縄。
国際通りの夜の道。
店の明かりに照らされ、見たこともない笑顔の生徒たち。
南関高校との出会い。


大会が終わり、戻ってから、無神経に投げ掛けられた、言葉。

悔しくて悔しくて、少ない部員たちの前で語った、想い。

「九州大会に出たのに、僕たちは認められているんだろうか。いちばん温かいはずの、この場所で。」

何かを求めあうかのように集まった、去年の仲間。苦楽が、常に共にあった。


今年、その数は倍以上に膨れあがる。


伝わりづらくなった、想い。
見えにくくなった、想い。
だけど、うごめいている想いが、確かにある。

「先生、そろそろ活動しないと、やばいですよね。」


うん。
やばいさ。
三回目だけど、
こんなにヤバいのは、初めてだよ。

「このゆとりが、うちの持ち味。」
なんていうフォローも、
もう手遅れかもしんないな。

でも、もってんだろ?
想い。
一年のくせして、言ってくれたじゃんか。
「悔しい」って。

実は俺にも、あんだよ。


忙しいだのなんだの理由つけて、
このまま終わらせるわけにはいかないんだ。


再始動だぞ。

最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (アカネ)
2009-12-11 12:15:07

目標をちャンと持って
最後まで頑張りたい。
返信する
もう5年前になるんですね…。 (トッポ)
2009-12-11 18:43:25
久しぶりにblog拝見しました。

私たちが初めて九州大会に出場してから、もう5年もたつんですね。
そんな感じは全くしなくて、あの熊本大会がつい最近のことのように感じられます。
沖縄の高校生との食事会、お店につく途中に、あたしの頭の上に鳥のウ○チが落ちてきたり…色々ハプニングもありましたが、それすらも良い思い出です(笑)
なんだか夢のような時間だったけれど、本当にあのメンバーで、いやどんの脚本で九州大会まで行けて幸せでした。

今年は九州大会が佐賀であるということですので、なんとか都合つけて観に行きたいと思っています。
生徒さんが5年後思い返した時に、良い思い出だったと思えるような素敵な日になりますように★

「たかが舞台に僕はたつ。君の笑顔が見たいから」
いやどんが言ってた言葉、大好きです。
風邪に気をつけて、生徒さん、いやどん、成功を祈っています。
返信する
Unknown (きもせん)
2009-12-15 00:25:03
アカネへ
目標を持つようになるまでの姿。
それを見せるのが「明音(アカネ)」。
だとしたら、今の君もこういう毎日の中で、アカネと一緒に成長しているはずです。
まだ短期間だが、演劇やってきてよかったな。
ではまた明日。

トッポへ
づはは。
鳥のウン○事件かぁ。あったなぁ。トリやら馬やら、ラーメンやらイタリアンジェラードやら、いろいろあった熊本(食いもんばっかり)だったなぁ。
その中でも、沖縄代表との思い出は深かった。
今年の佐賀の生徒たち、みんながそういうチャンスをもっています。他県の高校生と出会えるチャンス。
まだ彼らはそのことに気付いていませんが。
その機会を最大限に生かしてほしいです。
思えば、君たちと上演した『僕らのメッセージ』は、今までの作品の中でも、特に「まじめに」舞台と向きあった作品だったかもしれません。壁の重さ以上に、ずっしりと何かが残っています(笑)。
なつかしいなぁ。
返信する

コメントを投稿