きもブログ

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佐賀空襲

2013年08月15日 18時23分02秒 | Weblog
8/6、佐賀東高校演劇部は、
北川副小学校で『楠の木は見ていた~佐賀空襲~』の公演を行いました。

今回も稽古の段階からテレビ局に取材していただき、昨日特集で放映してもらいました。

当日聞くことのできなかった小学生たちの感想を知ることができたのも収穫でした。


「演劇の難しさ」でもあるのですが、「直接体験してないこと」を舞台にすることに批判的な人もいます。「わかってない人間は、触れてくれるな」という感じで。もちろん、配慮や研究が不足している舞台は、そう言われて当然かも知れません。

ただ、日本人の8割が戦争未体験という今、真摯な取材を経て作品に挑むことで、悲惨な出来事を伝える人間を後世に残すことができます。「死ぬまで戦争を体験しない」と誓える人間を。

「介護」を扱った芝居、「ホームレス」を扱った芝居、「自殺」、「病気」……。
これまでも様々な舞台に挑み、その度に自分たちなりにその背景を学ぼうと努力してきました。

「体験した人間でなければ、わからないだろう」
確かにそうです。

ですが、戦争は災害と違い、「しない」「させない」という選択を、人間である私たちが選ぶことができる以上、「わからなくてもわかろうとする」「体験していないことでも伝えようとする」ことが大切だと思うのです。

私もテレビでは何かしら語っていたようですが、それはオマケ程度。この舞台に真摯に向き合ってきた部長が、高校生として、演劇部員としての「使命」を語ってくれていましたが、その言葉に多くの意味がこめられているようでした。

北川副小学校の皆さん、先生方、地域の皆様方、このような機会を頂き本当にありがとうございました。

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