日々徒然なるままに

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出雲へ行って参りました その3

2018-03-29 20:54:19 | お出かけ
こんばんは。
この挨拶をいつもしておりますが、今の時間(17時半近く)ですと日が沈むかどうかの頃でしてなんとなく微妙な感じを受けます。
けれど東の方にお住まいの方ですと既に薄暗いのでしょうか。
そんな季節の移り変わりは今年は本当に早いようでついこの間まで寒いと言っていたと思うと今日辺りは暑いという表現がぴったりなような陽気と
なりました。
明日はまた少し気温が下がりそうで、身体がついていくのが大変な気がすることですね。
朝は変わらず元気な太陽が昇ってきておりました。




                                      





                                      




                           
                                       




先にも書いたようにこの陽気で昨日までやっと咲いたかな、な感じだったこの辺りの桜が今日は一気に開花したようでした。
いきなりの開花、満開にお花見が追いつかなさそうですね;。
1枚目が昨日のもの、2枚目以降は今日撮ったもの、本当に早いです;。




                                      





                                       





                                      




此方は少し種類の違う桜です。
かなりピンクが濃いみたいですね。




                                       


                                    



                                        





この桜たち、こうして揚げておかないと週末には散ってしまっているかも、です;。





                                        





そんな桜の後は昨日からの続きを書かせて頂きますね。

やっとこさで大社の駐車場までたどり着き、まずは自分達が訪れると最初に「おくにがえり会館」という所へ参ります。
此処は出雲大社教の教務本庁があるところでして、皆様には大きな注連縄のある神楽殿の近くにある建物、あるいは結婚式場のあるところという
方がわかりやすいかもしれません。
此方でまずは受け付けて頂き、その後に神楽殿にてご祈祷を受けます。
折りしもちょうどお昼時でもあり、次の儀祈祷の時間は13時10分からとのことで、ならば先に食事をして参ります、ということに致しました。
とは言え、息子と二人、12時を15分程過ぎた頃でもあり今からご飯を食べに行っても中途半端だねぇとこうことになり、ならば「都の稲荷」へ
参拝してこようかということになりました。
以前にも書いておりますけれど、神楽殿を出て左手の奥辺りに小さなお稲荷さん、都の稲荷があります。
此方は以前参らせて頂いた時分にはちょうど改修工事の最中でしたけれど、この度はそれも終わっており社等も綺麗に整えられておりました。
その社の前に何故か黒白の鯨幕が張ってありました。
この黒白の幕、なにも葬儀の際に使用されるというわけではなく慶事にも用いられるものです。
何かあるのかな、と近づいていくとその幕内に一人の若い神官さんが座っておられました。
「ようこそのお参りで御座います」
とおっしゃり、自分達が参拝しておる最中はずっと太鼓を叩いて下さっておりました。
社の前にはお供え物もありますし、今日はどうして?と尋ねると初午の日のお祭りとこのことで、こうしてお祭りされているとのことでした。
これまで何度も参拝しておりますがこのようなことは自分も初めてでして少し驚きましたが、お供えの御撰米はまさに御洗米となっておられその
生のお米を少し掌に頂戴しそのまま口へと運び、その後に御神酒も土器(かわらけ)にて頂戴致しました。
その神主さんに神楽殿の裏手の国造家鎮守社にても同様にお祭りが御座いますとのことを伺いましたので、まだまだ時間が有り余る自分達はそこ
へも参ってみることに致しました。
この国造家鎮守社等は、以前から主人にはあまり氣の宜しくない処だから足を運ぶなと言われておりまして、自分自身は参ったことがありません
でした;。
今回はせっかくだからと息子と二人、そこへ参ってみました。
そこへ至る道は池のほとりの小道を通っておりましたが今はそこは通行は止めておられるようで、反対側から行かせて頂きました。
此方は平成の遷宮の一連の行事の一環として先ほどの都の稲荷同様、古い社の立替が行われておりました。
御仮殿が設けられ、そこへ神々が今はお座りになっておられるようです。
主人が申していたような変な感じは全くせず、むしろ気持ちの良い場所に感じられました。
此方でも若くしかも素敵な女性の神主さんがおられ先程と同様に参拝の最中は太鼓を叩いて下さっておりました。
またこれも同じように御撰米等を勧められましたけれど、今しがた頂戴致しましたので、とお断りさせて頂きました。
どちらも神様へのお祭りのご奉仕でありそこへ居ることは当然なのですけれど、殆ど人が訪れることのない場所へ詰めておられるのも大変だねぇと
息子と二人、話しておりました。
この日はお天気も良く座っておられても寒さも感じない日でしたので、それだけはある意味良かったかも、と此処だけ話として感じておりました;。





                                     
                                      



こうして二箇所お参りを済ませても、まだまだたっぷり時間があります;。
そういえば御本殿と神楽殿の間の道の奥になにやら新しく看板が出ていたねとこれもまた息子と話をしつつ、それじゃそこへ行ってみようという
事になりました。
見れば福迎えの社と案内があるようです。
なかなかに良いお名前だねと言いながらしばし歩いていくことに致しました。
細い川の向こう側には目にも鮮やかな黄色い花がそこだけ明かりが灯ったように咲いておりました。
なんの花だろう、もしかして三椏(みつまた)かな?と思いつつ写真を撮っておきました。
三椏というのはこの木の皮だっかを和紙の原料とすることで知られておる植物です。
敢えてそこへ植えておられるのか、あるいは元からそこへ植わっているのは定かではありませんでしたが、なんとも愛らしい花でした。
途中までは車も通る舗装路ですがその先は徒歩でしかいかれない小道となります。
パンプスを履いていたので一度は断念して引き返そうかと思いましたけれど、何人かの人とすれ違い、お社までどのくらいですかとお尋ねすると
もうすぐそこですよ、とのお答えでしたので、息子もまだ時間余るし、行ってみようと促すので此処まで来たんなら参らねばね、と尚も足を運び
ました。





                                       






                                       






                                        

                                   


写真に見えておりますはお分かりのように滝ではありません、あしからず;。
けれど気持ちの良い森の中を行くようで空気も美味しいです。
ただ一つ難点を挙げるとするならば杉木立があり花はみえませんでしたけれど、花粉症の症状のある息子はそれを見ただけで、うぅ;っと唸って
おりました。(笑)
そんな場所を抜け、小さい橋を渡り少し急な坂を登るとやっとお社へと辿り着きました。
この道、申すように舗装もされていない土そのままの道ですので晴れていたから良かったものの、雨上がり等ですとかなり滑るかもしれません。
そんなところを登ってお社の前へ到着致しました。
やはり神坐す(おわす)処、辺りの空気、氣が違います。
此処でも小さなお賽銭箱に小銭を入れ、二人して手を合わせて拝礼させて頂きました。
この時に此方の神様から頭の中へ言葉が入って来たように思いました。


 “  ように此処まで参ったのう

    よう来てくれた   ”


そのような言葉が頭に響いたような気が致しました。
その感じがとてもお喜びになっておられるようで、奥深い処へあるこのお社へ足を運んできた自分達を歓迎して下さっておるようでした。
自分らの前に此処を訪れた方なのでしょうか、小瓶の日本酒が栓を抜いてお供えしてありました。

このお社、正式には「大穴持御子神社」(おおあなもちみこのかみのやしろ)と称されており御祭神は高比売命(たかひめのみこと)事代主神(こ
としろぬしのかみ)御年神(みとしのかみ)となっておられます。
いずれも大国主大神の御子神で、御年神は素戔鳴尊(すさのおのみこと)の御孫神とのことです。
一月三日未明、この社で行われる「福迎神事」(ふくむかえしんじ)では、参拝者は 福柴(ふくしば)をいただき、一年の開運を祈ります。
(出雲大社HPより)

このようにどの神様もおめでたい事柄に関係されておるようですね。
それでかどうか自分の想念の中ではキラキラとした感じの楽しいような雰囲気が伝わってきておりました。




                                       





                                        

   



                                         




此処での参拝を終え、時間的にもちょうど良い頃合となったようでした。
今来た道を戻り神楽殿へと向かいました。




                                        




どうにも神楽殿での参拝の様子まで辿り着けませんね;、本当にすみませんです;。
それでもこれまで参らせて頂くことのなかったお社を殆ど偶然のようにして今回お参りさせて頂くことが出来ましたのはとても良かったと我ながら
感じております。
また偶然とは、これも以前に申したようにそうではなく、必然としてあったのかもしれません。

いずれに致しましてもこの出雲行きそのものが息子の希望とはいえ、やはり降って沸いたような突然の出来事でもあり厳島神社参拝から十日程の
間のことです。
その二日前にはおじの墓参りをしており、そこからなんとも立て続けのようにして参らせて頂けております。
そう考えるとこれらの事は全て繋がっていることなのかな、とも今更ながら感じておるところです。

なんにせよお待たせばかりして、いい加減にしてくれよと呆れられそうですけれど;;明日には神楽殿へと入って参りたいと存じます。
あ、龍、今度こそ登場致しますので、何卒ご容赦の程を;。(苦笑)




                                         






                                          





本日もこのブログへのお付き合い、真に有難うございました。
感謝申し上げます。
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