日本の政治家が異常なまでにアメリカとの関係を重視するのは小麦、トウモロコシ、大豆などの主要食料をアメリカからの輸入に依存していることが大きな理由の一つと思います。生きることは食べることです。日本はアメリカの属国であることを認めることでアメリカから保護され、アメリカの一州扱いで安定して食料を輸出してもらえているのではないでしょうか。
アメリカとの安保を解消するとか、アメリカと同盟しないとか、アメリカ離れの動きを示すと、中立志向であっても、アメリカは食料輸出を規制すると脅して日本のアメリカ離れを押さえると思います。
日本政府が国産を増やしてアメリカからの輸入を減らしたいと言うと、険悪な波風が立つでしょう。静かに食料増産を進めることがだいじと思います。そのためには日本の人々が、政府に言われなくても、自発的に国産食料を買うようになることがだいじと思います。
まだ大きな波になっていませんが、食料生産に情熱を燃やす若者が増えつつあると感じています。付加価値の高い食料重視だと思いますが、主要食料大量生産に挑戦する若者、この生産に投資する若手資本家が増えることを祈ります。
日本の美称に日本は「瑞穂(みずほ)の国」という言葉があります。これこそ重視すべき伝統文化ではないでしょうか。稲穂がみずみずしく豊かに実った国を再現しようではないですか。
水田を潰して工場用地にしたり、住宅地にしてきましたが、工業繁栄は束の間で、今は元気のない老人地方になっています。若者たちが近代的水田農業に挑戦し、地方で元気に生活するのを見たいものです。
量子コンピューターのような最先端技術に注力する一方、生活の基礎である食料生産を忘れない近代社会を目指しましょう。バランスをとりましょう。
それには国民が国産食料を意識的に食べることが重要です。国民が食料国産を支えましょう。