岸田文雄総理は、異常円安で輸出の収益がよく、税収増になると言っていたので真に受けていたのですが、最新の情報によると、国債追加額は10兆円規模になりそうです。昨年度の補正予算における国債の追加額23兆円を下回るが、新型コロナウイルス禍前と比べると増えます。
今年度当初予算では36兆円の国債発行を決めていますが、追加により国債発行総額は44兆円程度になるそうです。2014ー19年度は30兆円台でした。
輸出の収益がよくても、貧困層の縮小が起こる構造になっていません。輸出関係の産業にかかわっている貧困層の人々が少ないことを暗示しています。異常物価高に苦しむ人が増えています。
金融、海外生産、輸入では日本は経済低迷が続きます。金融業、貿易業、国内生産・輸出業がいいだけです。国内での技術開発と生産重視に産業方針を変えることが必要と思います。
「強い日本」とか「世界を動かす日本」などは幻想です。思い上がり、虚栄です。世界にお金をばらまく外交はやめるべきです。国際機関から日本は中進国(先進国から脱落した)と警告されていることを認め、政治を大きく変えることが必要です。
日本は総保守です。これでは低迷から脱出、貧困層拡大ストップは不可能です。苦しくても問題解決に取り組まなければなりません。政治の合理化に加えて国民が生産重視に転じることがだいじです。
苦あれば楽ありと言いますが、今は苦しくても改善改革に取り組むべき時です。総保守は安易すぎます。
外国人労働者を増やす、消費税率を20%にするなどの考えは、問題を非常に大きくする愚策です。安易な発想は致命的です。日本は楽をできる状態ではありません。自覚してほしいと思います。