横浜は快晴無風、明るい暖かな日となりました。心から憲法記念日を祝います。戦後、私は憲法の下、自由平等平和を享受し、幸福な人生を送ってきました。ただ、反憲法の動きが強まりつつあることを憂いてきました。
反憲法の人は、アメリカとの安保条約、自衛隊、アメリカとの同盟が日本の平和を守ってきたと主張するでしょう。
私はそう思っていません。太平洋戦争を深く反省した戦後の日本が自由平等平和の価値を認識し、実践したのだと思います。サンフランシスコ講和条約で日本は連合軍の占領から解放され、ひたすら生産に注力し、日本の経済回復は、世界から高く評価されました。
その後、日本の評価を下げたのは、反憲法の動きだったと思います。幸福な島国、アイスランド、ニュージーランド、アイルランドのような島国になれたのに、アメリカに毒されたアメリカ派が、反憲法の動きをとってきました。
現在の岸田文雄総理は、防衛だ、アメリカとの同盟だ、反撃能力を持ちたい、台湾有事は日本有事だと立ち騒いでいます。明るい気持ちで憲法記念日を祝えないでしょう。どこかの大きな暗い大会場で憲法第9条(戦争の放棄)改正と演説をやっているのではないでしょうか。(注)実は今日はアフリカ訪問中です。憲法記念日に外遊中とは、やはり憲法を軽く見ている感じがします。
なお、私は憲法改正を否定していません。たとえば総理は国会が指名するのではなく、国民投票で選出するようにしたいと思っています。憲法第9条は世界に通用する先進的法と思っています。軍国化は非人間的、堕落と思っています。