心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

ロシアの人々が理解すべきこと

2022年07月18日 | 世界

ソ連崩壊後、ソ連西部の独立した国が次から次へとNATOに加盟し、ロシアがNATOの脅威を感じたことは理解できます。しかしNATOは戦争でこれらの国を吸収したのではありません。これらの国はロシアに脅威を感じてNATOの防衛力に期待して加盟しました。ロシアの外交に問題があったことは明白です。

近年のロシアはエネルギー輸出でNATO加盟国との経済交流を深め、ヨーロッパとの関係は大幅に改善されていました。明らかにNATOの脅威度は下がっていました。

それなのに再びNATOがロシアに警戒し始めたのは、強引なロシアの国土拡大が原因でした。ロシアは、国境の現状に満足し、交流を重視すればまったく問題なかったのにカフカス山脈地方で戦争による国土拡大を行ったり、ウクライナに対しては親ロシア派を利用してやはり国土拡大を実行してきました。

NATOの拡大に我慢がならなかったというロシア人の言い分は事実誤認だと思います。ロシア周辺国の離反が我慢ならなかったのだと思います。しかしロシアがいい国なら周辺国が離反する訳がありません。ロシアが脅威だから周辺国はNATOへ接近したのだと思います。

ソ連時代がよかった、帝政ロシア時代のロシアがよかったとロシアの人々が考えることは、国土の広さ重視で、周辺国の人々のことを考えていません。国は行政区、戦争による国土拡大は犯罪という戦後の国連常識を理解していません。

ロシアの人々が考えるようにアメリカは悪い国だと思います。しかしロシアのウクライナ戦争についてはロシアの悪が問題になっていることを理解してほしいと思います。

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バイデンアメリカ大統領の言動は矛盾が多い

2022年07月18日 | 世界

アメリカの中ではバイデン大統領は、サウジアラビアやサルマン皇太子を批判してきたが、今回、サウジアラビアを訪問し、皇太子と会談をもちました。

サルマン皇太子は、平然とバイデン大統領と会談を持ちました。もちろん皇太子はお話を聞いただけでアメリカの要求は受け入れませんでした。アメリカにおけるバイデン人気は一段と下がるでしょう。

中東におけるアメリカの存在感は落ちる一方です。サウジアラビアは自分の考えでイスラエル問題に取り組みつつあります。イランとの対立を考え、イスラエルを利用していると思います。中東問題はすでにアメリカが解決することは不可能になっています。

第二次世界大戦後、アメリカは世界支配を意気込んだが、思うようにいかないことばかりです。アメリカはアメリカのことを考えていればよいと外国から言われることが多くなりました。

まさに多極化ですが、当面、国連主導が強くなるといいと思っています。国連が世界の食料問題に真剣に取り組み、その面からロシアのウクライナ戦争に風穴を開けようとしていることを評価します。エネルギー問題にも国連は真剣に取り組んでほしいと思います。世界は脱炭素がい加減になりつつあります。原子力依存が強くなっています。非常に悪い動きだと思います。

(注)無限に世界人口が増加することは危険ですが、100億人程度で安定するなら、技術的に食料問題、エネルギー問題は対応可能と思います。戦争をやめ、国を行政区と考え、国をこえて人々が協力するという政治・外交が育てば人類は安心です。近未来、巨大隕石が地球に衝突して人類滅亡という恐れはありますが、戦争問題、食料問題、エネルギー問題で滅亡することはないでしょう。

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