土用の丑の日 夏バテ気味の体にスタミナ源として「うなぎ」を食べる風習は何時から始まったのでしょう? 私自身にとって「うなぎ」は40年前の記憶の一こまです。
飛騨地方の下呂の山奥に生まれた私にとって 小学生になった頃の遊び場は山と川でした あまご釣り鮎釣りと私に手ほどきしてくれたのは祖父でした。 「うなぎ付け」というはえ縄漁でうなぎを取るのも祖父と一緒に夕方に仕掛けて 翌朝早く仕掛けの確認に出かけた楽しい思い出があります。 夜行性のうなぎを釣るために 鮎や小魚を針にさしてうなぎが居そうな大石や藪下に一晩沈めておくという簡単な漁でしたが 朝仕掛けの先にうなぎが食いついていると思うワクワク感と 確認するドキドキ感はとても楽しいことでした。 そうしてゲットしたうなぎをオヤジが器用にまな板にキリで頭をぶっさしてさばいて蒲焼が食卓にのりました。
当時の川は大石あり強い瀬があり深い淵がありといった印象があるのですが 今では淵は埋まり瀬はちょろちょろと水量もかなり少なくなったと思うのは 思い出の美化ばかりではないと思います。
いつも必ずといっていいほどうなぎが掛かっている石があり 子供心に釣れる石釣れない石の見分けが上達したのものです。 きっとうなぎの通り道が川の中にあるのでしょう。
店の中のポップも お客様の視点が行きやすいところにオリジナルを配置しています・・・きっと子供時代のの「うなぎ付け」で学んだ うなぎの通り道という見えない道を意識しているのかも知れません。
あまごにしても・鮎にしても・うなぎにしても川の中に必ず通り道があり 付き場があってそれを知っている祖父は智恵の塊に思えたものです。
ボチボチ鮎釣りに出かけますか! 事に臨む前には余裕こそ必要かと思えます。
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