鬼笑で行こう。

おいしいものの話や、まじめでいい加減な不定期評論など…

はだしのゲン

2007年08月11日 | 鬼笑が話す
昨夜、テレビで「はだしのゲン」をみた。

このところ、仕事と関係のない本を読みふけったり、「ヒロシマ・ナガサキ」を観に行ったり、日頃「忙しい」「忙しい」を連発している僕を知っている人が知ったら実は時間あるじゃんといわれそうだ。

時間は、あいかわらず、絶対的に不足している。
だから、「はだしのゲン」をみた時間の分は、確実に仕事がたまりしわ寄せで苦しむことになる。
それが分かっていてなおこの夏は読まなければ、観なければ、と思いきわめている。
「はだしのゲン」は、おそらくあまり製作時間をとれなかっただろうに、みごたえのあるものだった。すぐれた作品だといってよいと思う。
原爆投下までの家族の愛情、信頼、葛藤がよく描かれていて、CGをつかえばこれでもかこれでもかと見せることのできる凄惨な場面を短くして、なおいっそうその残虐さを鋭く訴えてくる。

12日は、「鬼太郎が見た玉砕--水木しげるの戦争」
「墓場鬼太郎」以前からの水木さんのライフワークがユニークな構成でテレビドラマ化される。
仕事をしわ寄せして観る。