鬼笑で行こう。

おいしいものの話や、まじめでいい加減な不定期評論など…

魔界の入り口は、すでに魔界の一部

2007年08月02日 | どーでも話

きのう若い友人たちと飲み会があり、終了後、勝手な理屈で選抜チームを組んで二次会へ。

神社の神門よこの路地裏飲屋街。十年ほど前に火事で一帯丸焼けになったのに、この魔界の入り口のような店だけが残っている。

左から火がきて、当然左側はすべて燃えつくしいまは更地。不思議なことにこの店をとばして右側も焼き尽くされ、左右更地でぽつんとたっている。左右からつっかえ棒で支えられながら。

なぜなんだ。
左も右も全焼、更地。
この店だけ、なぜなんだ!


三代目

2007年08月02日 | 鬼笑な日々

お店でも何でも、三代目でダメになることが多い。

一代で店を起こし一流の名を得た人は、仕事ができるだけでなく、二代目を育てる力量ももっている。
ところが残念ながら、二代目を事業家に育てるところまではできても、教育者にまで育てることはほんとうにむずかしいんだ。

で、二代目は引き継いだ事業を立派に維持・拡大するのだけれども、三代目をきちんと育てるところまではやはりできない。

三代目は、初代や二代目の見様見真似でなんとか仕事をこなしているようだけれども、ほんとうのところを教育されていないので、実は失敗しやすいし、失敗したときの盛り返し方が分からない。

よく「三代つづいた名店」とかいうけど、実は三代目まではなんとかなるもので、これを四代目までつなぐのが難しく、それができれば多分、五代目、六代目…とつづいて老舗になっていくんだな。

我が国の三代目さんは、1年もつかどうかだけど……。