鬼笑で行こう。

おいしいものの話や、まじめでいい加減な不定期評論など…

お酒を飲めばボランティア

2007年05月11日 | 鬼笑が食べる、飲む

「能登のお酒を飲もう!能登の産物を買って能登を応援しよう!」という集まりに行ってきました。能登酒蔵復興市民基金が主催。

数馬酒造の数馬嘉雄社長がわざわざおいでくださり、能登の酒造業の状況など話してくださいました。

地震が起こったのは、ちょうど最後の搾りが終わった時期で、ダメになったお酒はあきらめるしかないにしても、生き残ったお酒は何とかして救おうと、タンク車で27往復して、輪島のふたつの蔵から宇出津(能登町)の数馬酒造の蔵までお酒を運び、預かっておられます。
その後、珠洲市、能登町、羽咋市などから協力を申し出る酒蔵があり、多くのお酒を救出することができたとのこと。よかったです。

「普段はライバル、商売敵なんやけど、こういうときはあれこれ言わんでもみんなパッと動く。」当たり前のようにおっしゃっていましたが、なかなかできることではありません。
せっかくできたお酒を見殺しにできない。--きっとみなさんお酒への愛情で動いておられるのだと思います。

お酒をつくるって、いきものを育てることなのだと、思う。

主催者の方が、「ともかく能登のお酒を飲むのがいちばんの復興支援。だいすきなお酒を楽しく飲んだら、もうそれがボランティア」とおっしゃっていました。
がんばります。