清水正廣のバードカービング・アート

バードカービング作品、野鳥写真、製作資料など紹介しています。
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名前があるのに説明がない。

2016-11-25 18:52:51 | フォト

 ミミヒメウ Double-creasted Coumorant 全長81cm、日本のヒメウは全長68cmですからかなり大きいです。 素晴らしい画像ですので資料が少なくてもカーバーのみなさんの為に投稿していますが、共通性の生態などを記事として投稿しています。ウ類はいずれも潜水して魚を捕食します。ウ類は、脂線の発達が悪く、羽には撥水性がないので、潜水に要するエネルギーは節約できるが、潜水後は翼を広げて日光で羽毛を乾かす必用がある。よく翼を広げているポーズの画像を見ます。 全長81cm といえば、我々の鵜飼に使われる、カワウと同じ大きさです。アラスカから北米、中米に生息。 

上嘴の先端が下方に大きく曲がっています。捕獲した魚が逃げられないようになっているのでしょう。また、明日詳しく書庫で調べます。こんな画像見せられると投稿したくなりますが、資料集めに結構時間を要しますが必用な資料ですので・・・・・頑張ります。この鳥も沢山の名前を持っています。

 


潜在的多くの能力をもっているのに

2016-11-24 23:07:24 | フォト

 個々には多くの能力をもっているのに明確にされていないことに一寸気になります。こんなことに気がつきませんか?それぞれの鳥には他とは違った個性、能力、をもって」います。一般的に毒素の成分を持っている木の実をたべる鳥がいますが、他の鳥は食べません。なぜ、その鳥だけがたべれるのか?・・・・・・の疑問が湧いてきます。でも、解明されていません。このようなことがただ有ります。この鳥は出来るのに他の鳥はしない?でもこの疑問いまだに解明されていません。このままでいいのでしょうか?

シロカツオドリ 全長87~100cm Northern Gannet 翼の先端が黒いほかは全身がほぼ白色。頭から後頸にかけて黄金色。生長羽に達するまで5年かかる。いろんな多くのエピソードを持った鳥ですが、我々に多くの恩恵をもたらせてくれています。時々、ご紹介いたします。


ゴールデンなのになぜ、ムナグロ?

2016-11-23 19:38:24 | フォト

 言葉だけで共通性を見出すのは違いが有りすぎてガッテンしませんが、学名で調べるしかありません。いろいろ、国が違えば文化も違いますが、適当に付けられた名前ほど、趣よりも、迷惑な感じがする名前があることも事実です。鳥名辞典、3冊、日本鳥名由来辞典、各国地域、などなどの図鑑なども駆使しておりますが、それでも、おかしい、と感じるのはただ多いです。これじゃ、日本の大学から鳥類学という学問がなくなるのも一寸だけわかるような気がします。

グチはさておき、今日は、ムナグロを紹介します。 America Golden Plover ムナグロ全長26cm、 25cm(Lesser Golden Plover)も学名は同じです。

雌の若鶏です。頬の上部に円形で色の濃い(耳)部分が有ります。上面は黄褐色と黒色の斑が混ざる。夏羽根の下面は黒色で、額、側頸、胸側、脇は白い。冬羽は下面の黒色がなく淡黄褐色。春秋に日本を通過するときは胸に黒色の斑模様があり、夏冬の中間羽も見られる。カナダの北極地方で繁殖し、南アメリカのアルゼンチンなどで、越冬し、その移動距離は1万数千kmに達する。 ミミズなどの餌をついばみます。また、昆虫や、水生小動物のほか、ノイチゴも食べる。 遺伝子の中に組み込まれたこのような羽の模様の美しさに感動を覚えます。如何に自然にこの模様も表現できるか思考錯誤です。


資料が少なくて・・・・でも中々イケテル。

2016-11-22 17:28:03 | フォト

 訂正いたします。ズグロハイイロカケス Szechwan Grey Jay 全長29cm。と、紹介しましたが、インドカケス Lanceolated Jay が正解でした。

 全長33cm 東アフガニスタンからネパールで生息,1,500~3,000m、の小さな森林スロープで生息、Eurasian Jay カケス に、似ています。翼や尾は青色地に横縞の黒帯があり、尾の先端部分は太い黒帯になっている。喉から胸にかけての白い繊毛にちかい白色の羽毛は感動的です。こんなイカシタカケスがいるとは・・・・・気になり色々調べていくとかなりの数の種でした。

カーバーの皆さんには、顔周りや嘴、の幅、眼の関係など十分に観察できますので覚えておくといいですよ、はてさて、この、喉から胸にかけての表現はどのように制作しようかな?


相当シックな色合いです、

2016-11-21 19:54:20 | フォト

 本当ですか? これが、ホシガラスの仲間ですか? と、聞こえてきます。 全長32cmとかなり小さい、 Clark's Nutcraker, ハイイロホシガラス

日本のホシガラスよりも10%は小さいでしょうか・? 体系は良く似ています。全体に灰色で翼と足は黒く、額と喉は白い。北アメリカ太平洋岸のブリティッシュコロンビアからバハカリフォルニアまでの山岳帯に分布。標高900=3900mの針葉樹林から森林限界付近に生息。フレキシリスマツ、シロカワゴヨウ、などマツ類の種子を主食としこれらの種子を貯食する。他に昆虫、果実、小哺乳類なども食べる。針葉樹に営巣し、残雪のある3~4月に2卵を産む。 かなりシックな色合いです。

綺麗な鳥です。シックですが、清楚といったほうが、いいのでは・・・・・ カーバーの皆さん胸から腹、喉、頬、眼の周りなど気にかけて覚えるところは、沢山有ります。ぞうぞ、拡大して観察するといいですよ。 身体を膨らませたポーズはなんとも、形容できません。愛らしくて健康な感じがします。