虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

AMESAのワークショップin BushbuckRidge ①

2010-07-24 22:35:06 | 南ア-ワークショップ-

今日と明日の2日間、
AMESAという団体のワークショップに参加してきました。

AMESAとは、
『the Association of Mathematics Education of South Africa』
の略で、南ア中を網羅している算数科の研究学会のようなもの。

今回のワークショップは、
そのムプマランガ州の私の地域版といったところでしょうか。

今日は、そのときのワークショップの様子をご紹介。

まず私のCircuit内の私立学校の白人の先生が
自慢の教具をたくさん持参して、紹介していました。



といっても私はほぼすべて日本で見たことがあるものでしたので、
あんまり新鮮味はなかったわけですが。

まず、奇妙な図形が描かれた円形の画用紙。
「このなかに三角形がいくつあるでしょうか?」だそうです。



次は、ペントミノ。
これらのパーツを組み合わせて、長方形を作るパズルだそうです。



最後に、「Origami(オリガミ)」を組み合わせて、写真のような箱を作るパズル。



さて、肝心のワークショップについての感想ですが、
きわめて現実的でない感じがしました。
予算などの諸事情により、教具が買えない学校では、
これらのことをすることが不可能なわけで
私の巡回する黒人学校では、予算的に難しいわけです。

また、これらをもし先生たちが手にできたとしても、
先生たちが使いこなせる保証もなく、
子どもたちの本質的な理解につながるとは限りません。
(写真は、教材に群がる黒人教師たち)



そのため、このワークショップは、
南アの教師の現実を如実に表していました。