虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

観光都市をめざすダーバンの本気度

2010-07-05 20:01:12 | 南ア-W杯-
南ア最大の観光都市と言えば、
もちろんケープタウンだと言えるでしょう。

南アを知らない人も、
喜望峰やケープペンギン、テーブルマウンテン、ロベン島など、
有名な観光スポットをご存じの方がおられるかもしれません。

私は、まだ訪れていませんが、
いつかこの任期中に一度に訪れたいものです。

ただ、南ア第2の観光都市、ダーバンも負けていません。

というわけで、
今回は、W杯をビックチャンスだととらえて、
気合いの入っている街、ダーバンについて紹介します。

まずはじめに、
この街は、W杯に向けて、周遊するバスを新しく整備しました。

それが、これ、People Mover。



一回乗車4ランド(50円)、一日乗車10ランド(120円くらい)です。

各バス乗り場には、
警備員がしっかりついていましたし、車内も外国人旅行者が中心でした。
(W杯が終わるとどうなるのかは、分かりませんが。)



また、しっかりと案内のパンフレットもできていたので、
観光都市ダーバンもアピールできていたのではないでしょうか。



次に、FANFESTにあった、このモニュメント。
書いてある言葉にこの都市の決意が感じられます。



“The Warmest place to be for 2010”

直訳すると、「2010年最も暑くなる場所」。

地理的条件としてもそうなのですが、
どの都市にも負けないというダーバンの気合いが感じられるでしょう。
(これと同じ標語が街のあちこちに掲げてありました。)

さらに、写真には、撮れなかったのですが、
ダーバン随一のショッピングモールに向かう街路樹には、
ダーバンを訪れるW杯出場国各国の言葉で
「ウェルカム」の文字と、国旗をセットで掲示してありました。

日本は「YOKOSO」でした。

加えて、そのモールの店員さんも、
どこで聞いたか分からない日本語を駆使していました。

「ようこそ、ダーバンへ。」とか「こんにちは。」など。

また、今回のW杯に向けて、
ダーバンは、観光マップも新調したと観光局の方に聞きました。



さらに、他都市のFANFESTにはなかった
移動式ATMなども、観光客を意識した取り組みと言えます。



ちなみにダーバンは、
2020年のオリンピックの開催地に立候補しています。
しかも、けっこう本気で。

とまあ相当気合いが入っていたダーバンですが、
いまは、季節が冬なので、シーズンオフ。
W杯が終わってから今年の年末にかけてどのような展開を見せるのか。
私は、個人的に注目しています。