旅つづり日々つづり2

旅のような日常と、日常のような旅の記録と記憶。

アンパンマンで勝負するって負けてるやん

2019年09月11日 00時30分57秒 | 日々のこと
ちびっこ大好きアンパンマン。

おもちゃ、ぬいぐるみ、お菓子、レトルトカレー、ふりかけ、ウインナー
かまぼこ、ノート、鉛筆、コップ、タオル、水着、Tシャツ、靴、かばん、
絵本、DVD・・・まだまだでてくるアンパンマンマン。

なんでもかんでもアンパンマン。泣く子はおらんかー、アンパンマンで
泣きやまそう。困った時はアンパンマン。とにもかくにもアンパンマン。

・・・で、私はアンパンマンが嫌いなのかといえば、そんなことはない。
素晴らしい作品だと思う。(でも、本当のおすすめは“やさしいライオン”という
絵本だよ。ぜひ一度手にとってみて下さい)

じゃあ何が言いたいのかというと、
保育士がアンパンマンで勝負したらあかんのではないか、ということ。

子どもは飛びつくに決まってる。子どもの心にまっすぐ突きささるに決まってる。
「なら、それでいいやん」と思う保育士にそれ以上の進歩はないと思う。

私の感性で言わせてもらうと、それはプロの料理人が「おいしいからいいやん」と
レトルトを出すようなもの。プロの建築家が「かっこいいからいいやん」と
誰がどうみてもわかるコンクリートうちっぱなしの家を安藤忠雄の家の横に
建てるようなもの。「売れるからいいやん」と自分で考えてもいないデザインの
Tシャツに自分の名前をつけて売るようなもの。
なんか例えがおかしいけど、それぐらい私にとっては恥ずかしいことなのだ。
「ギャー」って顔をおおってしゃがみこみたくなるくらい恥ずかしいことなのだ。

保育の現場に持ち込むのはもうやめませんか?とあっちむいてホイ体質の
私はうんざりしている。

プロならキャラクターに頼らず、楽しい空間をつくろうよ。美しい歌をうたおうよ。
ここにある現実世界の素晴らしさを自分の目と手と心を使って心をこめて
子どもたちに伝えようよ。それが保育士の仕事であり、私たちのやりがいであるはず。

ただ例外はある。
もし、私が児相(児童相談所)で子どもを預かる担当だったとしたら、アンパンマンの
ぬいぐるみは絶対に置くし、なんならアンパンマンのエプロンをして子どもを迎えに
いくかも知れない。アンパンマン体操のCDを軽やかに流して、率先して踊るだろうし
上手く描いてあげられる自信はないけれど、クレパスを使って一緒に顔を描くだろう。

もし、私が混乱の中にある避難所の託児室に配属されたとしたら、やっぱり間違いなく
アンパンマンのおもちゃやぬいぐるみや音楽は用意するはずだ。絶対に必要なものだから。
なんなら私が着ぐるみに入る。顔をかじってもらって構わない。
東日本大震災のボランティアに行った時に、これは学んだこと。

だけど、日常の保育でアンパンマンをとりこむことを私はしない。
今、ここにあるもの。40年の人生で私が手にした宝物をすべて差し出すつもりで
目の前にいる一人ひとりの子どもに向き合っていきたい。笑う時も、叱るときも、
食事をする時も、着替えを見守る時も、ケンカを仲裁する時も、一瞬一瞬が
全てそうでありたい。

そしてアンパンマンはさ・・・子育てしているお母さんのためにとっておいてあげてよ。
ありますよ。我が家にも“アンパンマンふりかけ”が。お出かけの時はカバンに
しのばせていますよ。“あんぱんまんせんべい”が。

プロの仕事をしているなら、やっぱり勝負には勝ちたい。
家では勝負なんてしないから、なんでもいい。どうでもいい。
矛盾しているように思えるけれど、これを両立させている今の生活にも学びはある。






求ム!■子ども自転車■

2019年09月09日 21時46分38秒 | 日々のこと
庭の片隅に乗らないまま放置している、子ども自転車ないでしょうか。
福のはぶっ壊れかけていて、星のはぶっ壊れました。(涙)
でも本人たちはとにかく自転車に乗って、風になりたいらしい。(そりゃそうだ)

修理をしてもしても追いつかないぶっ壊れっぷりに、新品を与える気力も失せて
悩んでいるものの、徒歩ではたんぼか畑にしかいけないこの現状。

やっぱり・・・いるよな。自転車。

ということで、もし「これぞ!」というものがあればぜひ連絡をください。
よろしくお願いします。

月夜に照らされながら腹を出して寝ている4人を眺めつつ・・・
自転車くださいとお願いしてみる母ちゃんでした。ぴょこん。

キリッと切り替えたいのにできない

2019年09月02日 22時32分21秒 | 日々のこと
今日から9月。
夏休みも無事に終わり、子どもたちは跳ねるように学校へ。

私はやってもやっても終わらない、区切りのない生活にちょっと迷走気味。

・買い物行っても献立考えても作っても作ってもなくなる。常備おかずとかもう無理。
・掃除機かけても半日後には汚れてる。食事のたびに机の下を拭くのが虚しい。
・拭き掃除しながら「あと1時間もすればドロドロの子どもたちが走り回って
 いるのになんで拭き掃除せなあかんのやろ・・・」と考えてしまう。
・自然いっぱいの場所に住んでいるということは、自然の中に私たちがお邪魔して
 いるということ。湿度90%で全てがカビていく恐ろしさや、ちょっと油断すると
 どこもかしこもクモの巣だらけ。植物は伸び放題。草むしりしても雨が降ったら
 またどこからか草が伸びてる(しかも前より伸びてる気がする)
・朝夕の送迎。その時間に合わせて一日を組み立てている窮屈さ。私の都合とか
 私の時間とか、「私」がどこにもいない。
・なんやかんやいうても月~金までワンオペっていうのはしんどい。
・週末といっても洗濯の量は変わらないし、子どもはずっといるし、手を抜こうと
 一食を外食にしたら「飲みにいけるやん!」というお金がとんでいく虚しさ。
 しかもゆっくり味わえる訳でもなく、会話を楽しむ訳でもなく、ただ準備と
 洗い物が減るっていうだけ・・・
・「〇〇をしたら終わり」がない毎日。金曜日のホッとした感じや土曜朝の
 ゆったり感もなく、ただただ次の家事に追われているだけのような気がする。
・ふっと鏡をみると、「この疲れた人、誰やろ??」と悲しくなるからもう
 見ないというあきらめ。
・ネットをみていると暗いニュースに飲み込まれそうになってろくでもない
 夢ばかり見る。(のに、見るのをやめられない)

あーあ。こんな時もあるさ。
なんとか自分で自分を立て直さねば。本当は3日くらい寝かせてもらえたら
もう一回スタートできるんだけどなぁ。それが通用しない今の状況の中で
どうやって気持ちを切り替えたらいいのか模索中。

寝ても覚めても肩の力が抜けない・・・
チョコレートも一人酒も効かない。欲しいものもない。行きたいところもない。
(だって行けへんやん、と思考停止中)

暗いわ。私。

全然、話関係ないけど、韓国便がものすごく減ってることについて。
あのさ、仁川ってめちゃめちゃ使いやすくて、大きくて、アジアのハブ空港だよね。
仁川経由して中東やアメリカやヨーロッパに飛行機バンバン飛んでるよね。
「やーい!やーい!飛行機減ったで。困るやろー。ほれみたことか」みたいに
思ってる人がもしいるのだとしたら、それ大きく間違ってるよ。
困るのは私たちだよ。日本と韓国という二国間でしか物事を考えられなくなって
いるのだとしたらそれは本当に視野が狭すぎる。大韓がどれだけ世界中に航路を持って
いるかは調べてみればすぐにわかること。
あーーー。大韓のビビンバ食べたいぞ。あの早口のアナウンスを聞きたいぞ。そして
私は仁川空港の時計が大好き。どこかで売ってないか、ずっと探している。